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ビタミンのチョコット知識⑤ ビタミンB6 ビタミンB12

Ⅰ-4 ビタミンB6(Pyridoxine)

 

  ビタミンB6は PALP(Pyridoxal -5- phosphate)を構成し、種々の酵素の補酵素として働きます。たんぱくの合成、分解などのアミノ酸代謝に欠かせないビタミンです。

 

例) アミノ基転移酵素(Aminotransferase)の補酵素

AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)や

ALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)の補酵素

               PALP

ASTとALT

                                            AST=GOT  ALT=GPT

 

 

 

例) アミノ酸脱炭酸酵素(Amino acid decarboxylase)の補酵素

ドーパ

チロシン

 

  ビタミンB6は神経伝達物質の合成にもかかわっています。ビタミンB6はアミノ酸の代謝に関連してγ-アミノ酪酸(GABA)やドーパミン、セロトニン、アドレナリンなどの重要な神経伝達物質の合成を促進する作用があります。

 

 

 ビタミンB6は、たんぱく合成に必要なアミノ酸が足りない場合にそのアミノ酸につくり変える(アミノ基転移)酵素の補酵素です。

 

 ビタミンB6が不足するとたんぱく質が十分に再合成できなくなり、体の組織形成や維持に悪影響を及ぼします。その結果、皮膚炎口内炎肌荒れが発症しやすくなります。

 

 さらに、ビタミンB6は刺激により興奮した神経細胞を抑える働きのある神経伝達物質(GABAなど)や神経細胞を興奮させる神経伝達物質(ドーパミンなど)の合成にも携わっているので、不足すると不眠症神経過敏神経炎こむら返り足のしびれなどの種々の症状が現われます。

 

 また、ビタミンB6は脂質の代謝を促すことで脂肪肝になるのを予防する効果があります。

 

 妊婦もホルモンのバランスが崩れやすいので、ビタミンB6の消費量が多くなり、欠乏しやすくなります。

 

 

  ●欠乏症:皮膚の新陳代謝がうまくいかず皮膚炎を起こす。

  ◎多く含まれている食品:マグロ、レバー、イワシ、牛肉、鶏肉、バナナ、芋など

 

 

 

マグロ        レバー  イワシ

 

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Ⅰ-5 ビタミンB12(Cyanocobalamine)

 

  ビタミンB12は コバマイド(Cobamide)を構成し、カルボキシル基転移酵素の補酵素として働きます。

 

例) メチルマロニルCoA変換酵素(Methylmalonyl CoA mutase)の
補酵素

メチルマロニル

 

 

 ビタミンンB12はたんぱく合成を助けることにより、傷ついた末梢神経の回復に働き、神経系の機能を維持します。
また、中枢神経への作用も認められており、睡眠と覚醒のリズムの乱れを整えるのに役立ちます。

 

 

   ビタミンB12は葉酸と協力して、赤血球の生成に大きくかかわっています。ビタミンB12は赤血球中の核酸の合成に必要な葉酸の働きを助ける酵素の補酵素の役割を担っています。
どちらが不足しても、赤血球の減少や異常に大きな赤血球(巨赤芽球)の発生
を招いて、悪性貧血(巨赤芽球性貧血)を引き起こしてしまいます。悪性貧血の症状は、頭痛めまい吐き気動悸息切れ舌の痛み味覚の低下食欲不振消化不良下痢などです。

ビタミンB12の吸収は胃から分泌される胃内因子(GIF:Gastric intrinsic factor)と呼ばれる物質を必要とします。胃の切除や、胃炎などによる胃粘膜異常で内因子が分泌されなくなると、ビタミンB12が腸から吸収されなくなります。これも悪性貧血を起こす原因となります。

悪性貧血は、昔はなかなか治らない病気だったのでついた名前です。いまでは、葉酸やビタミンB12を補給すればすぐによくなります。

 

 

どーもくんギター

 

 

 

 

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    結局! 薬局! 花野井薬局

鉄欠乏性貧血  : ヘモグロビンを構成する鉄分が不足して起こる貧血で、貧血の中では一番多い。
悪性貧血      : ビタミンB12、葉酸の欠乏によって起こる
貧血。巨赤芽球性貧血症。
再生不良性貧血 : 骨髄造血機能が低下し、赤血球だけでなく白血球や血小板なども産生されにくくなって
起こる貧血。鎌状赤血球貧血症など。
溶血性貧血       : 赤血球がこわれやすいためその寿命が短く
なって起こる貧血。

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うさじい正座

 

 

 ビタミンB12には、神経細胞の核酸やたんぱく質、脂質の合成を補助したり修復したりすることにより、精神の安定や集中力、記憶力を向上させる働きがあります。不足すると、イライラ無気力集中力や記憶力の低下などを招きます。さらにひどくなると、運動神経機能の低下手足のしびれ、痛みなどの末梢神経系の症状まで出てきます。

 

 ●欠乏症

1.悪性貧血:骨髄で赤芽球が成熟して赤血球になるにはビタミンB12葉酸が必要です。欠乏すると巨赤芽球性貧血を起こします。

2.神経疾患:葉酸とともに神経細胞の核酸やたんぱく質、脂質の合成を促しているので、欠乏すると神経伝達が円滑にできなくなります。

 

 ◎多く含まれる食品:貝類、レバー、イワシ、乳、卵、海藻など

 

 

 

あさり      しじみ      はまぐり      レバー      イワシ

 

 

大和田です(小)

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