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ビタミンのチョコット知識⑧ ビタミンA

 

.脂溶性ビタミン

 

-1 ビタミンA(VitaminA)

 

 ビタミンAはレチノール(Retinol)、レチネン(Retinene)などとその誘導体の総称です。ビタミンAは動物性食品にのみ含まれています。
また、動物体内でビタミンAに変換される赤や黄色などの色素(カロテノイド Carotenoid)のプロビタミンA(ビタミンAの前駆体)は、おもに植物性食品に含まれています。

 カロテノイドとして、細胞膜で働きアルコールに溶けるカロテン類(Carotene:赤~橙)と細胞内で働きアルコールに溶けないキサントフィル類(Xanthophyll:黄)が知られています。

 

 

もみじ            イチョウ

 

 ビタミンAには、目における作用と全身における作用があります。

 

 ① ビタミンAの目における作用

 

 ビタミンAは視覚の重要物質です。
   光は水晶体で屈折して硝子体を通過し、網膜に倒立の実像を結びます。

 

 

 

眼球

[目の構造]

 

 

 目の網膜にはを感じる桿体細胞を識別する錐体細胞の2つの視細胞があり, 桿体細胞は光の強弱を、また、錘体細胞はの刺激を第Ⅱ脳神経(視神経)から大脳視覚中枢へと興奮を伝えることにより視覚が生じます。

 

 

 

 

桿体細胞と錐体細胞

[桿体細胞と錐体細胞]

 

 

 ここで、桿体細胞にはロドプシン(視紅 Rhodopsin)という色素たんぱくが含まれています。


桿体細胞のロドプシンに弱い光が当たると、ロドプシンはレチネン(Retinene)オプシン(Opsin:たんぱく質)に分解します。このとき、弱い光は化学的に感光性が増幅されて視細胞が興奮、その興奮が視神経繊維を通って大脳の視覚中枢に達すると強い光として感じます。その結果、明るいところから暗いところに入った場合、最初はよく見えないのに、しだいに見えてくるようになります。…暗順応
 

 レチネンは暗所でオプシンと結合することによりロドプシンを再合成します。そして、このレチネン(ビタミンAのアルデヒド型)も暗所で血液中のレチノール(ビタミンAのアルコール型)から酸化供給されます。

 

レチノール

[暗順応]

 

  このことから、成人でビタミンAが欠乏すると、暗いところでの視力が低下する夜盲症になります。
また、乳児や幼児でビタミンAが不足すると、目が異常に乾燥する角膜乾燥症を発症します。

 

 

② ビタミンAの全身における作用

 

ビタミンAは皮膚や粘膜の機能を正常に保ち、皮膚粘膜の新陳代謝を活発にして皮膚を滑らかに髪をつややかに保持します。また、ビタミンAは免疫を高める働きもあります。

 

 ビタミンAは暗順応ばかりでなく、眼精疲労ドライアイにも効果があり、目の健康を保つためには必要不可欠のビタミンです。

 

 また、ビタミンAは肌や粘膜の新陳代謝を促すことはもちろん、老化や活性酸素による動脈硬化などを防止する働きもします。

 

 ビタミンAは免疫を高める効果とともに、のどや鼻、肺などの粘膜を強めます。この粘膜のバリア機能の強化により、ビタミンAはかぜのウイルスを撃退するのに役立ちます。・・・かぜの予防 

 

 さらに、ビタミンAには、がんの発生を抑制する作用があります。ビタミンAを摂取すると、がんの予防に効果的であることが確認されています。

 

 ビタミンAは子供の成長にも深くかかわっています。妊娠初期は胎児の身体にとって大切な器官を形成していく大事な時期です。このときに、ビタミンAが欠乏すれば胎児の発育に異常が生じます。しかし、妊娠初期にビタミンAを過剰にとることは胎児の奇形発生の危険を含みます。
バランスのとれた食事で適量のビタミンAの摂取をおすすめします。

 

sex

 

 ビタミンA目や皮膚や粘膜を構成する上皮細胞の形成と働きには欠かせないビタミンです。そして、組織の機能維持や免疫など全身の多種多様な生理作用を担っています

 

      ● 欠乏症:夜盲症、角膜乾燥症など

      ● 過剰症:頭痛、筋肉痛、吐き気など

 

 

      ◎ 多く含まれている食品:うなぎ、にんじん、肝油、バターなど

うなぎの蒲焼         人参

 

大和田です(小)

 

 

 

 

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