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ビタミンのチョコット知識⑩ ビタミンE  骨粗しょう症

 

.脂溶性ビタミン

 

-3 ビタミンE(VitaminE)

 

 ビタミンEはトコフェロール(Tocopherol)とも呼ばれ、8つの異なる型があります。なかでも、D-α-トコフェロールは自然界に広く存在していて、ヒトでは最も強い活性を示します。

 

 そして、これらからなるビタミンEは、抗酸化物質(酸化を防止する物質)として働きます。

 

 

 

細胞

 

 

 ビタミンEは、体内では主に細胞膜の中にあり、脳下垂体や副腎、肝臓、心筋、睾丸、子宮など多くの組織に蓄えられています。

 

 細胞膜を構成する成分のリン脂質は、リンを含む親水性の頭部に、一方には疎水性の反応性に富んだ不飽和脂肪酸1本と、もう一方にはこれも疎水性の安定な飽和脂肪酸1本が尾部に付いています。

 

 

細胞膜の構造

[細胞膜]

  ここで、酸素を使用する代謝過程において、一部の酸素は反応性の強い活性酸素となります。この活性酸素は、細菌などから身を守る免疫機能をつかさどる反面、過剰に発生した場合には、細胞膜の反応性に富んだ不飽和脂肪酸を酸化攻撃して過酸化脂質をつくり、細胞を傷つけてしまいます。

 

 

 細胞膜に常駐しているビタミンEは、いち早く、活性酸素の強力な酸化作用を抑えて不飽和脂肪酸への影響を防ぐとともに、ビタミンE自身は穏やかなビタミンEへと変化してその活性を失います

不飽和脂肪酸
[不飽和脂肪酸の酸化]

抗酸化ビタミン

酸化:酸化される
還元:還元される

[抗酸化ビタミン]

ⅰ)活性酸素はビタミンE還元されて酸化作用の低減した活性酸素となり、

 このとき、

ⅱ)ビタミンEは酸化されて不活性ビタミンEになります

 そして、

ⅲ)不活性ビタミンEはビタミンC還元されて再び活性を取り戻します。

          また、βカロテン(ビタミンA前駆物質)も活性酸素を除去する働きをします。

 

 

 

 

 

 ビタミンEの効能

 

① 老化、がんを予防する

    過酸化脂質は細胞核内のDNAを損傷させる作用をもつため、数あるがん発生原因のひとつと考えられています。

老化、がん予防
[活性酸素の酸化]

  ビタミンEは、細胞が活性酸素に酸化される反応を阻害することにより、老化やがんの発生を予防します。

 

 動脈硬化を予防する

  活性酸素により、血管内膜と中膜の間に蓄積したLDLコレステロールの一部は、酸化されると酸化LDLコレステロールに、また、不飽和脂肪酸は、酸化されると過酸化脂質になります。これらが血管内膜に作用して白血球の一種マクロファージを誘引するとアテローム性動脈硬化が進行します。

  

アテローム製動脈硬化
[アテローム性動脈硬化]

  ビタミンEは、抗酸化作用でLDLコレステロールの酸化を防ぎ、血管内の余分なコレステロールを回収して肝臓で分解させるHDLコレステロールを増やします。こうすることにより、ビタミンEはコレステロールを減少させとともに動脈硬化を予防します。

コレステロールと中性脂肪の働き
[コレステロールと中性脂肪]

 

 血行を良くする

  ビタミンEは、血管内コレステロールを低減させるとともに自律神経に働きかけることで、血管の収縮を促す神経伝達物質の生成を抑え、毛細血管を拡張します。

 このことから、頭痛や肩こり、冷え症など、末梢血管の血行不良による症状を緩和します。

 溶血性貧血の予防

  赤血球の細胞膜も不飽和脂肪酸で形成されているため、活性酸素によって酸化されると赤血球の細胞膜が破れて赤血球が壊れてしまいます。そして、赤血球の数が少なくなり溶血性貧血の症状を呈します。
ビタミンEは抗酸化作用で細胞膜の不飽和脂肪酸を活性酸素から守り、赤血球の破壊と減少を防ぎます

 どーもくんギター

 

 

 

 

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    結局! 薬局! 花野井薬局

 

鉄欠乏性貧血  :

ヘモグロビンを構成する鉄分が不足して起こる貧血で、貧血の中では一番多い。

悪性貧血      :

ビタミンB12、葉酸の欠乏によって起こる貧血。

再生不良性貧血 :

骨髄造血機能が低下し、赤血球だけでなく白血球や血小板なども産生されにくくなって起こる貧血。

溶血性貧血       :

赤血球がこわれやすいためその寿命が短くなって起こる貧血。

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うさじい正座

 

 

               

  

 メラニン色素の沈着防止

  ビタミンEやβカロテンは紫外線で発生したした活性酸素を除去する働きにより、メラニン色素の沈着を防ぎます。また、ビタミンCは一度できてしまった黒色メラニンを無色のメラニンへと変化させて目立たなくする作用があります。


 

紫外線

↓↓↓

チロシナーゼ

 

 生殖機能の維持

  ビタミンEは脳内の血行を良くします。そして、間脳視床下部性欲食欲睡眠体温調節などの中枢)の働きを活発化することにより生殖機能を維持します。また、精力減退などに効果のある男性ホルモンの分泌や更年期障害などを起こす女性ホルモンの代謝にもかかわっています。 

脳
[脳と脊髄のイメージ]
 

 

 

心

 

●欠乏症:溶血性貧血、動脈硬化、不妊や流産など 

●過剰症:骨粗しょう症 (過剰摂取:破骨細胞が大きくなり骨吸収が促進)
筋力低下や疲労、吐き気、下痢など

 

 

 

 

 

 

 

 

    ◎多く含まれている食品:うなぎ、かぼちゃ、ひまわりの種など

うなぎの蒲焼カボチャひまわりの種

                             

 

 

         

 

大和田です(小)

 

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