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性感染症のチョコット知識⑦-ⅲ HIV感染検査

e.セックスでHIVに感染しますか?

 

HIVに感染している男性が膣の中で射精する場合HIVは精子とともに膣から卵管を通って腹腔内へと進み、子宮内膜(血管が豊富)や腹腔内の血管に入り感染します。 
HIVに感染している男性が相手の直腸の中に射精する場合精液の中のHIVが直腸の粘膜下にある血管の中に入り感染します。 
HIVに感染している女性の膣の中にペニスを挿入する場合女性の膣分泌液が男性の尿道に入り、膣分泌液の中のHIVが尿道粘膜を通って血管の中に侵入して感染します。 月経中の時ほど、血液中のHIVが多いのでより感染しやすくなります。 
HIVに感染している人の直腸の中にペニスを挿入する場合便や直腸の粘液、出血したときの血液に含まれるHIVが、尿道粘膜を通って血管の中に侵入して感染します。 

 

 

f.女性は男性より感染しやすいですか?

 

  確率で言えば、感染している男性と感染していない女性1000人がコンドームを使わないセックスをした場合、感染する女性は約10人です(ほぼ1%の確率)。  また、感染している女性と感染していない男性1000人がコンドームを使わないセックスをした場合、感染する男性は約1人です(ほぼ 0.1 %の確率)。

 

  この理由は、男性が感染する場合は尿道に膣分泌液が入り、HIVが尿道粘膜を通過することが必要ですが、尿道に入る膣分泌液の量は少なく、射精や排尿によっても膣分泌液は体外に排出されます。  これに対して、女性が感染する場合は、膣内に射出された精液は積極的に体外に排出されることもなく、むしろ、精子の動きとともに膣から子宮内へと入ります。  つまり、男性に比べて女性の方がより多量の相手の体液と接触し、また、接触時間も長くなるからです。

 

 

g.肛門性交は感染しやすいですか?

 

  膣性交の場合、膣内に射出された精液は、女性が立ち上がるとその大半は体外に排出されます。  それでも残った精液に含まれるHIVによって感染は起こります。  これに対して、肛門性交の場合、直腸内に射出された精液は肛門括約筋の働きで体外に出ることもなく、長時間直腸粘膜と接触します。  つまり、肛門性交の場合は、膣性交より長時間HIVを含んだ多量の精液と接触しているため感染しやすくなるのです。

 

 

f.オーラルセックスで感染しますか?

 

  ただし、条件つきです。  相手の精液や膣分泌液は口の中に入りますが、それらを飲まずに後でうがいをすれば感染はしません。  しかし、飲み込んだり、口の中にHIVを含んだまま寝込んでしまうと、接触時間が長くなるため感染の可能性はあります。

 

HIV感染検査

 

検査

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  HIVに感染しているかどうかを調べる検査は種々ありますが、一般的に行なわれているのがHIV抗体検査です。

 HIV抗体検査にはHIV抗体スクリーニング検査HIV抗体確認検査があります。

 HIV抗体スクリーニング検査のひとつに酵素免疫測定法(enzyme immunoassay:EIA)があり、HIV抗体確認検査のひとつにはウエスタンブロット法(western blot:WB)があります。

 HIV抗体スクリーニング検査(EIA法など)の結果が陽性であれば、引き続きHIV抗体確認検査(WB法など)を行ないます。その結果も陽性であった場合、HIV感染と診断できます。

 

 

 

治療 

 

 AIDSを治療することは非常に難しいと思います。しかし、HIVの分子生物学的な研究が進んだ結果、 AIDSの治療はまったく不可能ではありません。
HIV感染後は無症状でもHIVは増殖しています。薬剤でHIV増殖を抑制して進行を遅らせることが大事です。

 

1.HIVが宿主細胞に結合する段階を阻害する薬剤

2.逆転写酵素の作用を阻害する薬剤
3.HIVのたんぱく質合成を抑制する薬剤
4.HIVたんぱく質から糖を切り取る酵素の作用を抑制する薬剤
5.HIVの出芽を減少させる薬剤

 

などがあります。

 

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大和田です(小)

 

 

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