– 処方せん調剤・健康相談 おまかせください-

感染症のチョコット知識㉑ ヘルペスウイルス、水痘・帯状疱疹ウイルスによる感染症

 

病原微生物と感染症

.

(f)ウイルスによる感染症 その1

    (ヘルペスウイルス、帯状疱疹ウイルス) 

 

 

 主な病原微生物

.

主な細菌

主な細菌のグラム染色と形による分類

G陽性桿菌図

[G(+):グラム陽性 G(-):グラム陰性]

胞子(芽胞)

.

微生物の大きさ

<参考>赤血球ー7μm、卵白アルブミン-4nm

 

 

細菌 マイコプラズマ リケッチア クラミジア ウイルスの特徴

マイコプラズマ、リケッチア、クラミジアの特徴

 

 

 

ウイルス(Virus)は、原虫や細菌、真菌に比べてさらに微小な微生物です。

 

ウイルスは、生命体の基本単位である細胞ではなく、生命設計図の遺伝子(核酸:DNAまたはRNA)を持ち特殊な方法で増殖します。

 

ウイルスは、DNAまたはRNAの一方しか持っていません。そして、単独ではたんぱく質を合成することができません。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 あらゆる生物は細胞の中にDNA、RNAの両方を持ち、DNA→RNAたんぱく合成という順に特異的遺伝情報に従って特定のたんぱく質を産生しながら生命を維持し、増殖します。

DNAの情報をRNAが転写(Transcription)、翻訳(Translasion)してアミノ酸を組み立てて、特定の新しいたんぱく質をつくります。

 

細胞r-RNA工場2

[細胞のたんぱく合成]

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

ウイルスは、生きている細胞内でしか増殖できません。(偏性細胞内寄生性

 

ウイルスは、自前でたんぱく質を合成することも、エネルギーを産生することもできません。細胞に寄生(感染)すると、その細胞の機能を利用して増殖することができます。

 

ウイルスは、細胞外にあっては単なる微粒子で無生物ですが、ひとたび生きた細胞内に寄生すると生物としての特徴(遺伝子複製・増殖)を示します。

 

 

細胞[ウイルスの感染と増殖]

.

.

a単純ヘルペスウイルスが起こす感染症DNAウイルス)

 

ヘルペスウイルスは宿主に一度感染したら持続感染および潜伏感染を起こすのが特徴です。

 

単純ヘルペスウイルス(Herpes simplex virus )は主として口唇陰部に感染します。

 神経系組織と親和性が強く、口唇、眼、陰部などの粘膜に感染し、感染部位において水疱性や潰瘍性の病変を起こします。

その過程で知覚神経の三叉神経(上半身)坐骨神経(下半身)の神経節に入り潜伏感染します。

いったん、知覚神経節に潜伏感染すると、宿主の免疫の低下など、種々の要因によって再発を繰り返します。

 

[口唇ヘルペス]

 

[主な感染症]

 口唇ヘルペス、眼瞼ヘルペス、性器ヘルペス など

 

 

 

 

水痘帯状疱疹ウイルスが起こす感染症(DNAウイルス)

 

水痘(varicella:みずぼうそう)は、水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV:Varicella-zoster virus)に初めて感染したときの小児の発熱や発疹を主症状とする予後良好な病気です。

 

 

 

 しかし、成人になってから初めて感染すると、または、免疫不全のヒトが感染すると重症化することがあります。

VZVは伝染力が強く、飛沫感染で気道分泌液や水疱内容が感染源となって局所のリンパ節で増殖して全身に広がり、皮膚・粘膜に到達して発疹水疱を形成します。潜伏期は約2週間です。

 

帯状疱疹(herpes zoster)は、単純ヘルペスウイルスと同様に知覚神経節に潜伏感染するVZVに初感染のあと、疲労や免疫の低下など種々の要因で知覚神経に潜伏していたVZVが再活性化し、頭(三叉神経)、胸や腹(肋間神経)、腰や四肢(坐骨神経)などに激痛を伴う知覚神経支配領域に沿った水疱性病変を形成する病気です。

水疱が治癒したのちも、しばしば、帯状疱疹後神経痛が残ります。顔面の帯状疱疹は顔面神経麻痺(Bell麻痺)をきたすことがあります。

 

帯状疱疹

 

[帯状疱疹]

 

[主な感染症]

 水痘、ライ症候群(解熱剤とくにアスピリンと関連)、帯状疱疹など

 

 

 

 

 

-21-

プライベートノート

お知らせ

夏季休業のお知らせ

こんにちは。    いたるところで話題は「暑さ」で持ち切りです。  とても危険な暑さです。    身体のことを考えて早めのメンテナンスで 夏を乗り切りたいものです。    のどが渇いたな、は …

ひまわり(小夏)

『”感覚器”のチョコット知識』に ①.聴覚器 メニエール病 浸出性中耳炎 突発性難聴 良性発作性頭位めまい症 を追記しました。

  こんにちは!!   夏らしい夏がなく、突然秋の訪れとなりました。 いかがお過ごしですか。 さて、   『”感覚器”のチョコット知識』に 「①.聴覚器  メニエール病 浸出性中耳炎 突発性難聴 良性 …

耳をふさぐ

『”感覚器”のチョコット知識』

   こんにちは。 『”感覚器”のチョコットと知識』   ヒトそれぞれ感じることに差があるのが「感覚」。   ヒトにも、音や光、匂い、味、触感を外界の情報刺激として受け入れる感覚器(耳、眼、鼻、舌、皮膚)があり …

ストレス解消法

『”免疫”のチョコットと知識』⑪に「免疫寛容 自己免疫疾患」について追記しました!

     こんにちは。 『”免疫”のチョコットと知識』その⑪に 「免疫寛容 自己免疫疾患」を追記しました。    免疫は、自分の身体の組織や共生細菌(善玉微生物)、 食物に対しては反応を示さ …

相同染色体

『”免疫”のチョコットと知識』⑩「免疫抑制剤」のページを追記しました!

桜も、そろそろ終盤を迎えております。 でも、心地よい風にそよぐ葉桜もまた、風情があります♪ さて、『”免疫”のチョコットと知識』に新しいページ 「免疫抑制剤」を追加しました。 自己免疫疾患やアレルギーさらには 移植臓器の …

DNAポリメラーゼ
PAGETOP
Copyright © (有)オオワダ All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.