こんにちは。

 やはり、地球温暖化のせいでしょうか。

 近年稀に見る非常に強力な大型台風がかくも、直近の台風を含め、連続して発生し、日本列島は甚大な被害を被っています。

 そして、この自然の猛威はまだまだ続くかもしれません。

 

8月アガパンサス001

 

 これに伴う、高温多湿の気候は人体にも悪影響を及ぼし、免疫低下による、細菌やウイルスの増殖環境に対しての抵抗力も弱くなり、いろいろな病気が発症しています。

 なかでも、風疹が首都圏を中心に増え、風疹が流行する兆しがあるとして、国立感染症研究所が「風疹流行が始まっている可能性が高い。」との緊急情報を出しました。

 また、日本産婦人科医会は「妊娠中の人は、速やかに抗体検査を受け、風疹ウイルスへの抵抗力が十分でない場合は人混みを避け、ご家族や職場の同僚など、周りにいる人には罹患歴・予防接種歴を確認していただくようお願いします。」との注意を喚起しています。

 

風疹

[風疹]

 

風疹ウイルスが起こす感染症(RNAウイルス)について

 風疹ウイルス(Rubella virus)はヒトが唯一の宿主(host)で、経気道的に感染します。水平伝播では風疹(rubella:三日はしか)を、垂直伝播では胎盤を介して胎児に母児感染し先天性風疹症候群(CRS:congenital rubella syndrome)を引き起こします。

 風疹ウイルスは飛沫を介して上気道から侵入し、気道上皮における局所感染ののち、ウイルス血症(ウイルスが血流に侵入し全身へと移動する状態)を起こすため、皮膚、鼻咽腔をはじめ全身に感染が広がります。2~3週間の潜伏期を経て発熱、発疹(顔面から出現)リンパ節腫脹(頸部、耳介後部に著明)を主徴として発症します。

 飛沫感染のほかに接触による感染もあります。

 風疹そのものは軽い疾患で、予後は良いそうです。

.妊婦

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 妊婦妊娠初期から4ヶ月目ころまでに風疹ウイルスに初感染すると、ウイルス血症を起こし経胎盤的に胎児に感染し、種々の臓器に障害を与えます。多くは死産や流産をきたします。生まれても奇形(先天性風疹症候群)が見られることがあります。

 先天性風疹症候群は、白内障内耳性難聴心臓奇形(心室中隔欠損症、動脈管開存症、心房中隔欠損症、肺動脈狭窄など)を3主徴とします。

 

 そうそう。

 妊娠時に気をつけなければならない感染症の一つに

 トキソプラズマ(Toxoplasma gondii)を病原体とするトキソプラズマ症(Toxoplasmosis)があります。

トキソプラズマ(原虫)はネコを終宿主として、ヒトやほかの動物を中間宿主とします。

 

トキソプラズマ

[トキソプラズマ]

 

 感染したネコやイヌなどを介して、またはブタ肉などの食肉などの摂取によってヒトに感染しますが多くは不顕性感染で終わります。

 妊娠時に初感染すると胎児に感染して流産、死産の原因になったり、先天性トキソプラズマ症児が生まれることがあります。

 

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花野井薬局プライベートノート

「感染症のチョコット知識㉕」

ご覧ください。

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