こんにちは。

 このところ、天変地異の前触れかと思うくらいに台風や地震という自然の脅威に、とくに、さらされています。

 季節の変わり目。

 免疫が低下しています。

 細菌やウイルスなどの外敵による食中毒やかぜなどには、十分注意しましょう。

 先日、帯状疱疹の処方せんを何枚か続けて応需しました。

 帯状疱疹は体の抵抗力が低下したときなど水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV:Varicella zoster virus   Herpesviridae)により、胸や腹、顔、下肢などに神経痛のような激しい痛みとともに細かい水疱が帯状にできる病気です。

 一般に3~4週間で治りますが、神経痛が長期間残る人もおります。また、再発を繰り返すこともあります。

 夏バテを克服し、免疫を高め、体力を増強させましょう。

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免疫

 

お盆にまつわるおはなし

 お釈迦様の十大弟子の1人である目連尊者が、神通力を得て
あの世に旅立ち
自身の母を神通力の一つ天眼で見たところ、
母は餓鬼道(六道:天上、人間、修羅、畜生、餓鬼、地獄)
に落とされ「逆さ吊り」にされていた、という。

 目連の母は目連を大変可愛がっておりましたが、
我が子可愛さ故に他人の子どもはどうでもいい
という心(道理を見失った心)があったからでしょう。

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9月コスモス03

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「逆さ吊り」はサンスクリット語でウラバンナ(Ullambana)といい、音写で盂蘭盆(うらぼん)。

 大変悲しんだ目連がお釈迦様を訪ね、その教えのとおり、
旧暦7月15日に、夏の修行を終えた修行僧はじめ、大勢の人たちに
百味、百果の食べ物を用意したそうです。

 そして、誰にでも食べて いた だこうと願って供養を施しました。

 この功徳により、自身の母親が餓鬼道から極楽往生出来たことから、
ご先祖様をお迎えして供養したのがお盆行事の始まり、といわれています。

 旧暦7月15日のお盆は、明治5年から始まった
新暦の7月15日になりましたが、

日本国民の8割が農業に従事していたこともあり、
7月の農作業の忙しい時期は外そうということで、
新暦8月15日を
”月遅れのお盆” として
お盆の行事を行なうようになった、とのことです。

 

 

お彼岸が春分・秋分である理由

 お盆もお彼岸も基本的には先祖を供養するということは同じですが
お盆では先祖をお迎えしますが、お彼岸ではお迎えはしません。

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9月アスクレピアス

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 あの世の「彼岸」は西方にあるとされていますが
春分の日と秋分の日はどちらも太陽が真東から上り、真西に沈みます。
 そのため春分と秋分の日は一年で最も「彼岸」、つまり
あの世に近い日、とされています。
年に2回のお彼岸
の日に、西にある
「彼岸」なる浄土に向かって夕日を拝むことは、
「彼岸」の淵まできてくれているご先祖様に、
心の中でお会いすることができるということなのでしょう。

 お彼岸は一年のうちで春分の日と秋分の日を中心に2回あります。
春分の日(彼岸の中日)を境に前後3日間の合計7日間、
秋分もまた同じように7日間が
お彼岸とされています。

 

 

 

春のお彼岸には「ぼたもち」、秋のお彼岸には「おはぎ」

 「牡丹餅」と「お萩」、ほぼ見た目はあまり変わりがありません。

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秋の七草(萩)

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  粒あん、こしあんのあんこ、と、主としてウルチ米とでつくったものを
「おはぎ」、
主としてモチ米とでつくったものを「ぼたもち」、などと地域によって諸説はありますが、
いずれにせよ、大きな意味では季節によるもので、
牡丹の花が咲く頃の
春分の日は「牡丹餅」、
萩の花が咲く頃の秋分の日は「お萩」といい、定着したそうです。

 

二河白道・阿弥陀仏の救いを説く比喩

 「観無量寿経疏(かんむりょうじゅきょうしょ)」という
中国の善道大師が4巻にわたって書いた注釈書で、その4巻の中に
「二河白道(にがびゃくどう)」というお話が記載されています。

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9月キバナコスモス

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 西に向かう旅人の行く手に突然荒れ狂う水の河と
燃えさかる火の河が現われ、旅人は挟まれてしまいました。

この二つの河の間を渡るには、わずか4~5寸(約12~15cm)の
西に伸びる幅の狭い一筋の白い道しかありません。

 後ろからは郡賊、悪獣、毒虫が迫り、旅人が進退極ると、西岸に人が現われ「正しく念じて白道を渡れ」と教えてくれました。
 旅人はいわれた通り、郡賊などの声が聞こえたが、耳を貸すことなく、思い切って一心に念じ進んだところ、渡り終えて命が助かった、というお話。

水の河・・・恨みや憎しみ
火の河・・・貪欲
東岸・・・・此(し)岸・現世の娑婆
西岸・・・・彼岸・涅槃(ねはん)の極楽浄土
西岸の人・・阿弥陀仏
白道・・・・煩悩を避けて念ずる往生心

 

 いかがでしたでしたか。
お盆・お彼岸と、お供え物や言葉の意味など
考えさせられることがたくさんあります。

 今年のお彼岸には、いままで以上に感謝の気持ちを込めて、ご先祖様の
供養をしてみてはいかがでしょうか。

 

 

花野井薬局