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主な病原微生物 ㉒インフルエンザウイルス

 

主な病原微生物2017主な病原微生物

 

 

ウイルス

㉒インフルエンザウイルス(Influenza virus)

 

マイコプラズマ、リケッチア、クラミジアの特徴

 

ウイルスは

 

 

インフルエンザウイルス(Influenza virus)

[特徴]

膜たんぱく質や核たんぱく質の抗原性よって、インフルエンザウイルスには、
A型、B型、C型の3種類の型があります。

 

3種類のインフルエンザウイルスの比較

 

 インフルエンザウイルス(RNAウイルス)は、遺伝子をたんぱく質の殻(カプシド:capsid)が包み、その外側を脂質でできた膜状の構造エンベロープ(envelope)が囲み、エンベロープの表面からはヘマグルチニン(HA:haemagglutinin)とノイラミニダーゼ(NA:neuraminidase)という抗原が突き出ています。

 

インフルエンザA型

[A型インフルエンザウイルス]

1.インフルエンザ

 インフルエンザは伝染性がきわめて強い感染症で、多くは急速に大流行し、ときには世界的大流行(パンデミック:pandemic)となります。

 インフルエンザは飛沫感染か接触感染後、2~3日の潜伏期間をおいて、悪寒、発熱、頭痛、咽頭痛などの前駆症状をともなって発症し、咳、喀痰などの上気道症状のほか、全身の筋肉痛や関節痛などの激しい症状が現われます。

 さらに、細菌や真菌による二次感染を起こすことがあり、乳幼児や高齢者では重篤な肺炎や心筋炎を併発します。

 

不眠

 

2.インフルエンザ肺炎

 大量増殖したウイルスによって気道粘膜が破壊されると肺炎を起こします

 肺炎球菌やブドウ球菌、インフルエンザ菌などの細菌による二次感染が加わることもあり、とくに、感染防御機能が低下している乳幼児や高齢者では初期症状が少なく、発症時に二次感染を引き起こして重症化しやすい。

 

3.インフルエンザ脳症

 インフルエンザ発症後、けいれんや意識障害、呼吸障害などが出現し、重篤な状態に陥ることがあります。

 脳内の炎症性物質(サイトカイン)が上昇していることから、これらの作用による障害と考えられています。

 1~2歳の小児に多く、致死率が高く、治ったとしても、後遺症を残すことが多い。

 

4.ライ症候群

インフルエンザに続発し、解熱後に急激に嘔吐、意識障害を起こすことがあります。

 多臓器不全を伴う重篤な合併症で、ライ症候群と呼ばれます。

 解熱剤とインフルエンザの関連が原因として指摘されています。

[予防]

 予防接種には不活化ワクチンが用いられますが、
 インフルエンザウイルスは抗原(HA抗原、NA抗原)変異を起こしやすいので、体内にできた抗体は抗原の変異した新しいインフルエンザウイルスが出現するとそのウイルスに対しては働くことができません。

 そのため、「生涯免疫」は得られないので毎年の接種が必要です。

[治療]

 主なインフルエンザ治療薬は従来、リレンザ(吸入)タミフル(経口)、ラピアクタ(点滴)、イナビル(吸入)があったが、どれも、細胞内で増殖したウイルスが外に出るのを妨げる仕組みです。。

 それに対してゾフルーザは、増殖自体を抑えます。

 症状の改善効果はタミフルと同等だが、ウイルスを殺す力は100倍も大きく、周囲への感染防止効果がある可能性もあます。

 服用回数は、タミフルが1日2回、5日間服用するのに対し、ゾフルーザは1回だけです。このように、従来と違う仕組みで効果があり、使い勝手も良くなっています。

 

 

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