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主な病原微生物 ㊲ムンプスウイルス ㊳麻疹ウイルス ㊴風疹ウイルス


主な病原微生物
㊲ムンプスウイルス ㊳麻疹ウイルス ㊴風疹ウイルス

 

主な病原微生物

2017主な病原微生物

 

ウイルス

ムンプスウイルス(Mumps virus)

㊳麻疹ウイルス(Measles virus)

㊴風疹ウイルス(Rubella virus)

マイコプラズマ、リケッチア、クラミジアの特徴

マイコプラズマ、リケッチア、クラミジアは細菌とウイルスの中間体ですが、
細胞をもち、DNAが遺伝情報の担体なので「細菌」に分類されています。
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ウイルスは

 

ムンプスウイルス(Mumps virus)

[特徴]

 ムンプスウイルスはエンベロープを有するRNAウイルスです。そして、

 流行性耳下腺炎(mumpsの病原体です。

 ウイルス保有者(carrier)または罹患者からの飛沫を介して鼻腔や上気道粘膜に感染、増殖し、ヒトからヒトへと伝播します。

 増殖しながら、ムンプスウイルスはウイルス血症(ウイルスが血流に侵入し全身へと移動する状態)を起こして全身の臓器に広がり、とくに、腺組織(唾液腺、精巣、卵巣、膵臓など)と神経組織(内耳、髄膜など)に好んで感染します。

流行性耳下腺炎

 流行性耳下腺炎は俗に「おたふくかぜ」と呼ばれ、一般的には18~21日の潜伏期ののち発熱し、片側または両側の耳下腺の腫脹疼痛を主な症状とします。

 顎下腺や舌下腺がおかされたり、無菌性髄膜炎や難聴ムンプス難聴を合併することもあります。

 

ムンプスウイルス

[流行性耳下腺炎]

.

 小児が罹りやすく、思春期以後の成人では、合併症として精巣炎や卵巣炎を起こすことがありますが、不妊の原因となる例は稀とのことです。

ムンプス難聴

 流行性耳下腺炎の後、頻度は低いが、後遺症として高度な難聴を残すことがあります。

 ムンプスウイルス感染による聴神経の破壊に基づく難聴(感音性難聴)なので回復は期待できません。

[予防]

 流行性耳下腺炎は髄膜炎、脳炎の合併症を併発し、さらに難聴を残すことから、ムンプスワクチンの接種はきわめて重要です。

[治療]

  治療は対症療法です。

 

麻疹ウイルス(Measles virus)

[特徴]

 麻疹ウイルス(RNAウイルス)は、麻疹(measles)の原因ウイルスです。

 麻疹ウイルスは、罹患者の鼻咽腔分泌物の飛沫感染や空気感染、接触感染によってヒトからヒトに非常に強力に伝染します。

 麻疹ウイルスは、咽喉頭の上皮細胞や扁桃、所属リンパ節で感染増殖後、血中に入り(一次ウイルス血症)全身のリンパ組織に、そこでも増殖してふたたび血中に出て(ニ次ウイルス血症)、全身に感染を拡げます。

 

麻疹

 麻疹は俗に「はしか」と呼ばれています

 麻疹の潜伏期は10~14日で、上気道に炎症を起こし、ついで、ウイルス血症に移行します。

 発熱せき鼻水くしゃみ結膜炎下痢などを発症し、2~3日後に口腔粘膜に粟粒大の白色斑コプリック斑:koplik斑)を生じます。このとき多量のウイルスが排泄されるので、最も感染力が強い時期です。

 

風疹ウイルス 

[麻疹]

 

 その後、いったん熱が下がると全身に発疹が現われて、再び熱が上がります。中耳炎や肺炎、脳炎を併発することもあります。

[予防]

 予防には弱毒生ワクチンの麻疹ワクチンが有効です。

 麻疹ワクチン(M)と風疹ワクチン(R)が混合されたMRワクチンが用いられます。

[治療]

 麻疹そのものを治す特効薬はありません。

 対症療法が行なわれます。

 

風疹ウイルス(Rubella virus

[特徴]

 風疹ウイルス(RNAウイルス)はヒトが唯一の宿主(host)で、経気道的に感染します。

 水平伝播では風疹(rubella)を、垂直伝播では胎盤を介して胎児に母児感染し先天性風疹症候群(CRS:congenital rubella syndrome引き起こします。

 風疹ウイルスは飛沫を介して上気道から侵入し、気道上皮における局所感染ののち、ウイルス血症を起こすため、皮膚、鼻咽腔をはじめ全身に感染が広がります。

 2~3週間の潜伏期を経て発熱発疹(顔面から出現)リンパ節腫脹(頸部、耳介後部に著明)を主徴として発症します。

 飛沫感染のほかに接触による感染もあります。風疹そのものは軽い疾患で、予後は良い、とのこと。

 

[風疹]

.

風疹

 風疹ウイルスに感染後、2~3週間の潜伏期間を経て発疹・発熱が出現します。

 風疹は「三日はしか」とも呼ばれるように、3日くらいで軽快し予後も良いが、発疹前7日くらいから発疹が消失するまでの間は感染力があります。

 

先天性風疹症候群

 妊婦妊娠初期から4ヶ月目ころまでに風疹ウイルスに初感染すると、ウイルス血症を起こし経胎盤的に胎児に感染し、種々の臓器に障害を与えます。

 多くは死産や流産をきたします。

 生まれても先天性風疹症候群が見られることがあります。

  先天性風疹症候群は、白内障内耳性難聴心臓奇形心室中隔欠損症、動脈管開存症心房中隔欠損症、肺動脈狭窄など)を3主徴とします。

[予防]

 弱毒性生ワクチンの風疹ワクチンによる予防が可能です。

おっぱい

 

 

[治療]

 対症療法が中心です。

 

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