動脈硬化のチョコット知識⑤
コレステロール
コレステロールは動脈硬化を起こす張本人として嫌われていますが体にとってはなくてはならないものです。
成人の体内には約100gのコレステロールがありますが、その4分の1は脳にあり、その一部は人間の頭脳をつくるために一役買っています。
また、細胞を包んでいる細胞膜をつくっているのもコレステロールです。さらにコレステロールは副腎皮質ホルモンや性ホルモン、胆汁酸をつくる材料としても必要不可欠のものです。
以上のことから、総コレステロール、HDLコレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪の血液中の量の測定は動脈硬化のみならず、成人病(とくに メタボリックシンドロ-ム要因の脂質異常症)の診断や経過の判定には欠かせないものとなります。
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メタボリックシンドロ-ム
内臓脂肪型肥満をベ-スに脂質異常症、高血圧症、糖尿病の
3つのうち2つ以上該当するものを
メタボリックシンドロ-ムといい、
3つのうち1つ該当するものを
メタボリックシンドロ-ム予備軍と定義されています。
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検査値と疑われる疾患
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