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”呼吸”のチョコット知識① 外呼吸と内呼吸


“呼吸”のチョコット知識①
外呼吸と内呼吸

 

   植物も動物も生きている限り呼吸をしています。

 呼吸と聞くと、ふつうは肺呼吸やえら呼吸、皮膚呼吸などが思い浮かびます。

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海中

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 ヒトもヒトの体にある数十兆個の細胞が生き続けるために、肺呼吸によって外界から酸素を取り込み、発生する体内の二酸化炭素を排出します。

 このような呼吸は外呼吸細胞外呼吸:Breathing)といわれ、肺を介してガス交換を行ないます。

 これに対して、内呼吸細胞内呼吸:Respiration)と呼ばれるものがあります。

 組織細胞が、養分として取り入れたブドウ糖やアミノ酸、脂肪酸・グリセロールなどの有機物を分解してエネルギーを取り出し、ATP(Adenosine triphosphate:高エネルギーリン酸結合)に移す反応です。

 植物は光合成によって光のエネルギーを炭水化物やたんぱく質、脂質などとして、化学エネルギーに変えて貯え、これらを内呼吸によって酸化して、生命活動のためのエネルギーをつくり出しています。

 動物は植物のつくった炭水化物やほかの動物のたんぱく質、脂質などを食べて、それを内呼吸の原料にしてエネルギーをつくります。

 内呼吸は本質的に燃焼と同じですが、燃焼一度に多量の熱を発生します。(たき火、核爆発など)

 これとは反対に、内呼吸は細胞内で多くの酵素が働らき、ゆっくりと反応することによって、エネルギー(ATP)を産生します。(こたつ、原子力発電など)   

 

エネルギー発生のしくみ O2:酸素
CO2:二酸化炭素(炭酸ガス)
H2O:水

 食べ物を分解して体内に取り込む働きをする器官を消化器(Digestive organs)といい、口から肛門まで続く一本の消化管がその中心となっています。

[ 三大栄養素の消化 ]

 

 糖質は単糖類(ブドウ糖、果糖、ガラクトース)に、たんぱく質はアミノ酸に脂質脂肪酸グリセロールに分解されます。



[ 栄養分の吸収 ]

 単糖類とアミノ酸は小腸壁にあるじゅう毛の栄養吸収細胞吸収上皮細胞)から吸収され、毛細血管から肝門脈を経由して肝臓に入り、肝静脈を通って全身に運ばれます

 脂肪酸とグリセロールは、小腸壁のじゅう毛の栄養吸収細胞から吸収されたあと再び脂肪(カイロミクロン)に合成され、毛細リンパ管から胸管を経て鎖骨下静脈に入り、全身に送られます。

 ここで、外呼吸によって 肺の肺胞で血液中に溶け込んだ酸素は循環器の働きで体のすみずみまで運搬され、組織細胞に取り込まれます。 

全身の血液循環

[ 全身の血液循環 ]

 そして、

 酸素は組織細胞に到達すると、同じく、血液中から取り入れた三大栄養素などの養分を酸化してエネルギーを産生するのに使われます。                   

  言い換えれば、吸収された単糖類やアミノ酸、脂肪酸・グリセロールなどは、細胞内の解糖系とTCAサイクルで代謝され、エネルギー(ATP)を産生するのに用いられます。

 

[三大栄養素のおもな最終産物]


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この度!地下足袋!リンクの旅へどうぞ~

詳しくは

花野井薬局プライベートノート“消化・吸収のチョコット知識をご覧ください。    

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