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感染症のチョコット知識⑮ ヘモフィルス属が起こす感染症

 

D.グラム陰性桿菌感染症

 

主な細菌のグラム染色と形による分類

 

 

 

g.ヘモフィルス属が起こす感染症

 

 ヘモフィルス属(Haemophilus)は典型的な小桿菌にもかかわらず、多型態性といわれるのにはときとして形態が大きく変化することもあるからです。

 

 ①インフルエンザ菌(Haemophilus influenzae)や

 ②軟性下疳菌(Haemophilus ducreyi)などが属しています。

 

 

①インフルエンザ菌

 

 インフエンザ菌は1890年のインフルエンザ大流行のときに多くの感染者から分離されたので、当時はその原因菌と考えられてこの学名がつけられたといわれています。

 

現在、インフルエンザインフルエンザウィルス(Influenza virus)が原因であることは明らかになっています。

 

 

 

 インフルエンザ菌はとくにb型菌のことをHib(Haemophilus influenzae type b)といい、インフルエンザ菌のなかで最も病原性が強いグループです。

  Hibは保菌者の咳、くしゃみとともに鼻やのどから侵入します。

  そして鼻、のどにとどまりそこで増殖します。しかし、ヒトの全身に影響を及ぼすことはほとんどありません。

  ところが、ときとしてヒトの防衛ラインを突破して血液中に入り菌血症を起こします。そして、血液を介して全身に広がり、髄膜炎や肺炎、喉頭炎など多彩で深刻な病気を引き起こすことがあります。

 

 

[主な感染症]

菌血症、髄膜炎、肺炎、中耳炎、喉頭炎 など

 

 

 

 

軟性下疳菌

 

 軟性下疳の原因菌軟性下疳菌は、抵抗性の弱い菌で乾燥や熱によって容易に死滅します。

 

軟性下疳菌

 

 接触感染によって伝播する性感染症軟性下疳は軟性下疳菌感染後、24~48時間で外陰部や亀頭包皮に腫脹、発赤、膿疱、潰瘍が現われ、膿疱内には軟性下疳菌が容易に発見できます。

 

[主な感染症]

軟性下疳 など

 

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