(元)花野井薬局は臨床検査の方法や臨床検査値についてわかりやすい説明も好評を博しています。いつも明るく親切ていねいに薬や臨床検査値、病気などを薬剤師、臨床検査技師がわかりやすく説明いたします

感染症のチョコット知識㉓ HIVが起こす感染症

感染症のチョコット知識㉓ HIVが起こす感染症

.

(f)ウイルスが起こす感染症その3 

     

マイコプラズマ、リケッチア、クラミジアの特徴

細菌 マイコプラズマ リケッチア クラミジア ウイルスの特徴

マイコプラズマ、リケッチア、クラミジアは細菌とウイルスの中間体ですが、
細胞をもち、DNAが遺伝情報の担体なので「細菌」に分類されています。
*************************

ウイルスは


d.
HIVが起こす感染症(RNA
ウイルス)

  ヒト免疫不全ウイルス(HIV:Human immunodeficiency virus)は後天性免疫不全症候群(エイズ:Acquired Immunodeficiency Syndrome)の原因ウイルスです。マクロファージとヘルパーT細胞に感染して、進行性の、重症の免疫不全を引き起こします。

 [模式図] 

.

HIV感染[HIVの感染と免疫不全]

 

  HIVに感染すると、2~4週間後にインフルエンザ様症状(発熱、咽頭痛、頭痛、全身倦怠感、リンパ節腫脹、筋肉痛など)が出現します。急性症状がみられるのは20~50%で残りは無症状です。

 その後、HIVに対する免疫が誘導されてHIVの増殖が抑えられるので、血中HIVが一時的に減少するものの、ウイルスは完全に排除されることはありません。

  感染者は長い期間無症状で経過します(無症候性キャリア)。
しかし、経過とともにHIVの増殖が免疫による抑制を上まわり、宿主細胞のヘルパーT細胞がしだいに減少し、免疫不全状態に陥ります。この病態をエイズと呼びます。

  感染からエイズ発症までの期間は平均して約10年です。

  エイズはHIVに感染している症候群です。 HIV感染によって引き起こされた高度な免疫不全により、日和見感染症や腫瘍、認知症などの二次的疾患を合併します。

  エイズの段階にいたると、血中のHIVは増加し、ヘルパーT細胞は著明に減少します。全身症状(下痢、体重減少、発熱など)、日和見感染症(ニューモシスチス肺炎、サイトメガロウイルス感染症、カンジダなどの真菌症、抗酸菌症など)、腫瘍(カポジ肉腫、リンパ腫など)、神経症状(脳症、認知症など)などを合併して複雑な病状を呈します。

[主な感染症]

AIDS

 

-23-

プライベートノート

お知らせ

『”感覚器”のチョコット知識』に ①.聴覚器 メニエール病 浸出性中耳炎 突発性難聴 良性発作性頭位めまい症 を追記しました。

  こんにちは!!   夏らしい夏がなく、突然秋の訪れとなりました。 いかがお過ごしですか。 さて、   『”感覚器”のチョコット知識』に 「①.聴覚器  メニエール病 浸出性中耳炎 突発性難聴 良性 …

耳をふさぐ

『”感覚器”のチョコット知識』

   こんにちは。 『”感覚器”のチョコットと知識』   ヒトそれぞれ感じることに差があるのが「感覚」。   ヒトにも、音や光、匂い、味、触感を外界の情報刺激として受け入れる感覚器(耳、眼、鼻、舌、皮膚)があり …

ストレス解消法

『”免疫”のチョコットと知識』⑪に「免疫寛容 自己免疫疾患」について追記しました!

     こんにちは。 『”免疫”のチョコットと知識』その⑪に 「免疫寛容 自己免疫疾患」を追記しました。    免疫は、自分の身体の組織や共生細菌(善玉微生物)、 食物に対しては反応を示さ …

相同染色体

『”免疫”のチョコットと知識』⑩「免疫抑制剤」のページを追記しました!

桜も、そろそろ終盤を迎えております。 でも、心地よい風にそよぐ葉桜もまた、風情があります♪ さて、『”免疫”のチョコットと知識』に新しいページ 「免疫抑制剤」を追加しました。 自己免疫疾患やアレルギーさらには 移植臓器の …

DNAポリメラーゼ

『”免疫”のチョコットと知識』⑨「臓器移植と免疫」のページを追記しました!

こんばんは。  『”免疫”のチョコット知識』⑨ 「E.臓器移植と免疫」を追記しました。   レシピエント(臓器の提供を受ける人)と ドナー(臓器を提供する人)との 臓器移植における拒絶反応についてチョコット。 …

移植臓器片の抗原認識
PAGETOP
Copyright © (有)オオワダ All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.