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感染症のチョコット知識㉕ ムンプスウイルス、麻疹ウイルス、風疹ウイルスによる感染症

 

病原微生物と感染症

 

(f)ウイルスによる感染症  その5 

   (ムンプスウイルス、麻疹ウイルス、風疹ウイルス)

 

 主な病原微生物

 

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主な細菌

主な細菌のグラム染色と形による分類

G陽性桿菌図

[G(+):グラム陽性 G(-):グラム陰性]

胞子(芽胞)

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微生物の大きさ

<参考>赤血球ー7μm、卵白アルブミン-4nm

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細菌 マイコプラズマ リケッチア クラミジア ウイルスの特徴

マイコプラズマ、リケッチア、クラミジアの特徴

 

ウイルス(Virus)は、原虫や細菌、真菌に比べてさらに微小な微生物です。

ウイルスは、生命体の基本単位である細胞ではなく、生命設計図の遺伝子(核酸:DNAまたはRNA)を持ち特殊な方法で増殖します。

ウイルスは、DNAまたはRNAの一方しか持っていません。そして、単独ではたんぱく質を合成することができません。

ウイルスは、生きている細胞内でしか増殖できません。(偏性細胞内寄生性

ウイルスは、自前でたんぱく質を合成することも、エネルギーを産生することもできません。細胞に寄生(感染)すると、その細胞の機能を利用して増殖することができます。

ウイルスは、細胞外にあっては単なる微粒子で無生物ですが、ひとたび生きた細胞内に寄生すると生物としての特徴(遺伝子複製・増殖)を示します。

 

 

e.ⅰ.ムンプスウイルスが起こす感染症(RNAウイルス)

 

   ムンプスウイルスMumps virus)は流行性耳下腺炎(mumps:おたふくかぜ)の病原体です。ウイルス保有者(carrier)または罹患者からの飛沫を介して鼻腔や上気道粘膜に感染し、増殖します。

 増殖しながら、ムンプスウイルスはウイルス血症(ウイルスが血流に侵入し全身へと移動する状態)を起こして全身の臓器に広がり、とくに、腺組織(唾液腺、精巣、卵巣、膵臓など)と神経組織(内耳、髄膜など)に好んで感染します。

 一般的には18~21日の潜伏期ののち発熱し、片側または両側の耳下腺の腫脹疼痛を主な症状とします。

 顎下腺や舌下腺がおかされたり、無菌性髄膜炎や難聴(ムンプス難聴)を合併することもあります。

 

ムンプスウイルス

[流行性耳下腺炎]

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 小児が罹りやすく、思春期以後の成人では、合併症として精巣炎や卵巣炎を起こすことがありますが、不妊の原因となる例は稀とのことです。

 

[主な感染症]

  流行性耳下腺炎

 

 

          ⅱ.麻疹ウイルスが起こす感染症(RNAウイルス)

 

 麻疹ウイルス(Measles virus)は麻疹(measles:はしか)の原因ウイルスです。麻疹ウイルスは、罹患者の鼻咽腔分泌物の飛沫感染や空気感染、接触感染によってヒトからヒトに非常に強力に伝染します。

 麻疹の潜伏期は10~14日で、上気道に炎症を起こし、ついで、ウイルス血症に移行します。

 発熱せき鼻水くしゃみ結膜炎下痢口腔粘膜に粟粒大の白色斑コプリック斑:koplik斑)などを発症します。このとき多量のウイルスが排泄されるので、最も感染力が強い時期です。

 

 

[麻疹]

 

 その後、いったん熱が下がると全身に発疹が現われて、再び熱が上がります。中耳炎や肺炎、脳炎を併発することもあります。

 

[主な感染症]

  麻疹

 

 

    ⅲ.風疹ウイルスが起こす感染症(RNAウイルス)

 

 風疹ウイルス(Rubella virus)はヒトが唯一の宿主(host)で、経気道的に感染します。水平伝播では風疹(rubella:三日はしか)を、垂直伝播では胎盤を介して胎児に母児感染し先天性風疹症候群(CRS:congenital rubella syndrome)を引き起こします。

 風疹ウイルスは飛沫を介して上気道から侵入し、気道上皮における局所感染ののち、ウイルス血症を起こすため、皮膚、鼻咽腔をはじめ全身に感染が広がります。2~3週間の潜伏期を経て発熱発疹(顔面から出現)、リンパ節腫脹(頸部、耳介後部に著明)を主徴として発症します。

 飛沫感染のほかに接触による感染もあります。風疹そのものは軽い疾患で、予後は良いそうです。

 

[風疹]

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 妊婦妊娠初期から4ヶ月目ころまでに風疹ウイルスに初感染すると、ウイルス血症を起こし経胎盤的に胎児に感染し、種々の臓器に障害を与えます。多くは死産や流産をきたします。生まれても奇形(先天性風疹症候群)が見られることがあります。

 先天性風疹症候群は、白内障内耳性難聴心臓奇形心室中隔欠損症、動脈管開存症心房中隔欠損症、肺動脈狭窄など)を3主徴とします。

 

[主な感染症]

  風疹

 

かめっ太走る

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この度!地下足袋!リンクの旅へどうぞ~

 

花野井薬局健康コラム「なにをいまさら、されど『心臓病』

                          ご覧ください。

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