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感染症のチョコット知識㉖ ノロウイルス、ロタウイルス による感染症

 

病原微生物と感染症

 

 

(f)ウイルスによる感染症  その6 

    (ノロウイルス、ロタウイルス)

   

 

 

 主な病原微生物

 

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主な細菌

主な細菌のグラム染色と形による分類

G陽性桿菌図

[G(+):グラム陽性 G(-):グラム陰性]

胞子(芽胞)

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微生物の大きさ

<参考>赤血球ー7μm、卵白アルブミン-4nm

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細菌 マイコプラズマ リケッチア クラミジア ウイルスの特徴

マイコプラズマ、リケッチア、クラミジアの特徴

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ウイルス(Virus)は、原虫や細菌、真菌に比べてさらに微小な微生物です。

ウイルスは、生命体の基本単位である細胞ではなく、生命設計図の遺伝子(核酸:DNAまたはRNA)を持ち特殊な方法で増殖します。

ウイルスは、DNAまたはRNAの一方しか持っていません。そして、単独ではたんぱく質を合成することができません。

ウイルスは、生きている細胞内でしか増殖できません。(偏性細胞内寄生性

ウイルスは、自前でたんぱく質を合成することも、エネルギーを産生することもできません。細胞に寄生(感染)すると、その細胞の機能を利用して増殖することができます。

ウイルスは、細胞外にあっては単なる微粒子で無生物ですが、ひとたび生きた細胞内に寄生すると生物としての特徴(遺伝子複製・増殖)を示します。

 

 

f.ⅰ.ノロウイルスが起こす感染症(RNAウイルス)

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   ノロウイルス(Norovirus)は胃腸炎を引き起こす病原体です。

 ノロウイルスはアルコールや酸に強く、強酸性下で2時間放置しても感染を保持します。また、感染力も強く、ウイルス粒子10~100個の摂取でも感染が成立するといわれています。ヒト以外には感染しません。小腸粘膜でのみ増殖するのでヒトの糞便や嘔吐物が感染源となります。 

 経口や接触、飛沫によって感染し、12~48時間の潜伏期間ののち、突然の嘔吐、下痢、腹痛などを伴う急性胃腸炎を起こします。

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 ふつう、1~3日で回復しますが、その後、3~7日は糞便中にウイルスを排泄します。10月から4月にかけて二枚貝などの生食によって流行ります。

.ノロウイルス

 

.貝

 .

 

感染経路は基本的に、感染者の便中に排泄されたノロウイルスの直接的あるいは間接的な経口感染です。

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ノロウィルスの感染経路

 .. 

 飲食物からの感染(ウイルス性食中毒)は、

①ウイルスを含む食材や飲料水を生のまま、あるいは十分に加熱せずに食べた場合、

②ウイルスに汚染された調理台や調理器具などを使ったり、感染者が十分に手を洗わずに調理することによって、二次的に汚染された食品を食べた場合、に起こります。

 

 ヒトからヒトへの二次感染(感染性胃腸炎)は、

①感染者の便や嘔吐物およびそれらに汚染された器物や衣類に触れた手指を介して、ノロウイルスが他者に伝播し、最終的に経口感染する場合(接触感染)、

②感染者の便や嘔吐物が周囲に飛散し、間近な場所でその飛沫を吸入し、最終的に経口感染する場合(飛沫感染)、

③感染者の便や嘔吐物が乾燥し、ウイルスの付着した小粒子(塵埃)が飛沫となって空気中に舞い上がって漂い、それを離れた場所で吸入し、最終的に経口感染する場合(空気感染)、に起こります。

 

 ノロウイルス感染症の症状としては嘔吐(突発性)、下痢(水様性便)が主症状であり、ときに腹痛発熱を伴います。

 潜伏期は1~2日とされ、一般に症状は軽く、不顕性感染もみられますが、乳幼児や高齢者では重症化することがあります(とくに、脱水症状。さらに、高齢者では嘔吐物による窒息と嚥下性肺炎を起こしやすい)。症状が改善した後も、少なくとも1週間はノロウイルスの排泄が続き、ウイルスは人体外環境で長く生存します。

 細菌性食中毒が夏季に多いのに対して、ノロウイルス食中毒は冬季に多く発生し、とくに12月から翌年の1月にピークを示します。

 原因食品としては生カキが最も多いのですが、汚染された他の飲食物によっても起こります。

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海老フライ

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 感染者の糞便中に排泄されたノロウイルスは、下水処理施設をすり抜けて水域を汚染し、そこに生息するカキなどの二枚貝に取り込まれ、その中腸腺に蓄積されます(ノロウイルスは、貝の体内では増殖はしません)。

 カキや汚染食品を介して感染したノロウイルスは感染者の小腸で増殖して急性の胃腸炎を起こします。

 

 

 ノロウイルス食中毒の予防は、“しっかり手洗い”と“しっかり加熱”です。

.手を洗う

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調理前、食事前、用便後は、流水と石けんで手をよく洗い(アルコールの消毒効果は低いとされています)、

 カキなどの二枚貝は十分(中心温度が85~90度で90秒以上)加熱し、調理器具は熱湯消毒か、次亜塩素酸ナトリウムで消毒します。

 二次感染は、便・嘔吐物(とくに、突発性の嘔吐による吐物は予想以上に飛散します)を“素早く”、“適切に処理する”ことによって予防します。

 

ノロウイルスの治療

 ノロウイルスの潜伏期間は24~48時間と短く、主な症状は吐き気、嘔吐および下痢です。腹痛、頭痛、発熱などもみられます。嘔吐.下痢に至っては一日数回から十回以上のときもあるため、脱水症対策として十分な水分の補給が大切です。

 そして、早めに医療機関を受診してください。

 特効薬はないといわれています。

 抗生物質といえどもウイルスに対しては効果はありません。下痢の期間を遷延させるのでノロウイルス感染症には抗生物質を通常は使用しないとのことです。

 ただ、漢方薬の五苓散(経口や注腸)がノロウイルス感染症に効果が期待できるというお話はあります。

 

 

ノロウイルスの水様性便の下痢

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ノロウイルスとトイレ

 

 

[主な感染症]

  ノロウイルス感染症

 

 

            ⅱ.ロタウイルスが起こす感染症(RNAウイルス)

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 ロタウイルス(Rotavirus)は経口感染によってヒトに感染し、下痢症を起こす原因ウイルスです。

 便中に排泄されたロタウイルスが経口的に侵入し、小腸に到達すると絨毛突起先端の上皮細胞に感染し、増殖します。

 増殖力、感染力とも強く、ウイルス粒子が糞便1gあたり1000億個に達することもあります。 一方、10個以下で感染が成立することもあります。

 感染によって絨毛上皮が破壊されるため、小腸での吸収が障害され下痢が起こります。しかし、体液性免疫細胞性免疫との連携プレーによってウイルスおよび感染細胞が除去され治癒します。

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免疫[体液性免疫(抗体)]

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免疫反応

[細胞性免疫]

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 破壊された小腸上皮細胞は約一週間で修復されます。

 

ロタウイルスの治療

ロタウイルスに対する抗ウイルス薬はありません。脱水症を起こさない治療(経口補液、静脈輸液など)が中心になります。

 

[主な感染症]

  ロタウイルス感染症

 

 

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かめっ太走る

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この度!地下足袋!リンクの旅へどうぞ~

花野井薬局健康コラム「なにをいまさら、されど『食中毒』

                           「なにをいまさら、されど『アレルギー』

                          ご覧ください。

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