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核酸のチョコット知識⑧ 遺伝

 

Ⅳ.遺伝

  なぜ子どもが両親に似るのか。目の色とか背の高さなどが両親から子どもに伝わるのは、古くから知られていました。

 子どもは部分ごとに特徴を両親から受け継いでいると考えることができます。両親の特徴が子どもに伝わることを「遺伝する」といいます。

 遺伝を司っているのは細胞核のなかの染色体(DNA)にある遺伝子です。

 

染色体とDNA(遺伝子)DNA2

[細胞と染色体と核酸(DNA)(模式図)]

 

 

 遺伝子の本体はDNAですが、そのDNAの大部分は細胞核内の染色体に含まれています。(染色体=DNA+ヒストンなどのたんぱく質)

 このため、遺伝子は染色体中に存在する遺伝情報を担う物質(DNA全体の2%)ともいわれています。

 

  遺伝子は両親から半分ずつ受け継がれます

細胞が遺伝子の情報に基づいていろいろなたんぱく質を合成し、このたんぱく質によって体が形づくられ、さまざまな生命活動が営まれます

 

体細胞分裂

 体細胞分裂をすることによって一つの細胞からまったく同じ細胞が二つつくられます。そのとき、染色体数は変化しません

 

細胞二分裂

 

 生命体は体細胞分裂をすることにより、単細胞生物は個体の数を増やし、多細胞生物は細胞の数を増やして成長しながら体をつくります。

 

 また、体ができてしまった後も、細胞には寿命があるので古くなった細胞を捨て、分裂することにより生まれ変わった新しい細胞を補充します。ー新陳代謝

 

 

どーもくんギター

 

 

 

 

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結局! 薬局! 花野井薬局!

 

 

30分に1回分裂する細胞1個の10時間後の細胞数は

細菌の増殖

     220個、約100万個になります。

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うさじい正座

 

 

 減数分裂

 

 生命体の細胞の染色体数は常に一定に保たれています。これは、生殖細胞(精子や卵子など)ができるとき染色体は半分に減数しますが、受精することにより再びもとの数にもどるからです。

 

 

 

減数分裂

[46.XY]や[46.XX]は染色体数が46本(常染色体22対44本+性染色体2本)を
[23.Y]や[23.X]は常染色体22本と性染色体1本(XまたはY)を
XYまたはXXは性染色体を表します。

 両親から子どもに伝えられる特徴を「形質」といいます。

 ヒトの細胞のなかには「遺伝子」があり、この遺伝子が両親の生殖細胞(精子と卵子)を通じて子どもに伝わります。

 そして、子どもに伝えられた遺伝子のなかから必要な遺伝子が働くと形質が現われます。これは、外見ばかりでなく性格や体力、気力、素質なども両親から子どもに継承されます。

また、ヒトの細胞は、体細胞も生殖細胞も同じ遺伝子をもっているので、遺伝子の変化は体細胞も生殖細胞も同様の仕組みで起こります。

 

 

 

[追記1]

  アイスランドのカーリ・ステファンソン教授は、「突然変異は誰にでも起きている」という。

 新しい命は、父親と母親2人のDNAを引き継いで誕生するが、そこへ必ず、およそ70個の新たな突然変異が生じる。

 そのほとんどは、ゴミとよばれてきたDNAの98%の部分(トレジャーDNA)で起きている

 わずか、一世代で起こる、この突然変異は、「両親にない全く新しい能力」をもたらす新しい可能性が秘められている。

 言い換えれば、これが「人間の多様性の根源」であるともいえる。 …と。

 NHKスペシャル シリーズ人体Ⅱ「遺伝子」
あなたの中の宝物”トレジャーDNA” より

 

 

*DNA:遺伝情報が書き込まれた遺伝子を含む物質-100%DNA

*染色体:DNAとヒストンなどのたんぱく質からなる物質

*遺伝子:遺伝情報が書き込まれた遺伝子 2%DNA/全DNA

*ゲノム:特定の生命体がもつ、すべての遺伝子の情報

*「DNAのゴミ」(トレジャーDNA):DNA-遺伝子(100-2=98%)


[DNA 染色体 遺伝子(Gene) ゲノム(Genome)]

 

ここで、

生殖細胞に起きた遺伝子の変化(生殖細胞突然変異)は子どもに伝わりますが、

”体細胞の変化は(体細胞突然変異)子どもには継承されません。”

とされていましたが、

親が「経験によって獲得した性質や体質」の一部が

次の世代に遺伝する可能性があります。

 

「追記2」

 親のDNAの状態は一世代限りのもので、つぎの世代には決して引き継がれないとされてきました。が、

 最先端の研究によって、

 親が「経験によって獲得した性質や体質」の一部が
次の世代に遺伝する可能性が明らか

になってきています。つまり、

 「生まれ持ったDNAは基本的に一生変化しない。」といういままでの常識に対して、
親の体細胞の「遺伝子の働き」が生活習慣によって変わり、
その「遺伝子の働き」を変える仕組みこそが”DNAスイッチ”DNAメチル化酵素が深く関与)といわれています。

「生まれた後にも自在に変化する仕組みがあり、遺伝子の働き方が変わる。」

ということがわかってきました。

 生活習慣という”環境”に日々さらされ、その環境に応じて遺伝子の働きをダイナミックに変化させる「環境応答」という機能をもっているのです。

 「遺伝子が運命を決める存在」という見方は過去のもの

になりつつあります。

 長い時間をかけて環境に適応する「進化」。そして、

 急激な気温の変化や飢餓など、短期間の環境の変化を乗り越える「DNAスイッチ」。

 その組み合わせによって、私たち人類は生き延びてきたと考えられています。そして、

 その遺伝子を、未来へと引き継いでいくのです。…と。

NHKスペシャル シリーズ人体Ⅱ「遺伝子」第2集
“DNAスイッチ”が運命を変える より

 

 

 

大和田です(小)

 

 

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