(元)花野井薬局は臨床検査の方法や臨床検査値についてわかりやすい説明も好評を博しています。いつも明るく親切ていねいに薬や臨床検査値、病気などを薬剤師、臨床検査技師がわかりやすく説明いたします

脳内神経伝達物質のチョコット知識③ 情報伝達


脳内神経伝達物質のチョコット知識③
情報伝達

 

 内神経伝達物質シナプスsynapse:軸索と樹状突起のわずかなすき間)を渡り、節前神経の軸索から節後神経の樹状突起のレセプター(receptor:受容体)に結合して、節前神経の情報(活動電位:インパルス)を節後神経に伝えます。

[シナプス]

 神経細胞膜にはNaイオンだけを通過させるNaチャンネルがあり、このNaチャンネルは通常は閉じていますが刺激されると開く性質を持っています。
 このNaチャンネルが開くと細胞外にある大量のNaイオンが神経細胞内に流れ込み、その場所だけプラス、マイナスの電位が逆転し、パルス波が発生します。
 このパルス波が神経細胞の軸索の表面に沿ってつぎつぎと発生していくのが活動電位(インパルス)です。

 [活動電位]

活動電位が神経細胞の軸索終末に届くと、シナプスにおいて軸索終末にあるCaチャンネルが開きCaイオンが流入。
Caイオンが軸索終末に流入すると同時に軸索終末から神経伝達物質が放出されます。

 神経伝達物質がシナプスの別の神経細胞の樹状突起にある受容体(レセプター)に結合すると、樹状突起にあるNaチャンネルが開き、神経細胞内にNaイオンが流入し、再び活動電位が発生。

 そして、神経細胞の軸索の表面を活動電位が衰えることなく、迅速かつ正確に情報が伝達されていきます。

 脳内神経伝達物質は情報を伝え終るとレセプターから離れ、ただちに酵素によって分解されるか節前神経軸索に回収され、刺激が長びくのを防ぐようになっています。

[主な脳内神経伝達物質とその放出神経]

シナプスでの脳内神経伝達物質の挙動が神経細胞の興奮の度合い、すなわちヒトの脳の働きを決めています。

 このため、脳内神経伝達物質の量は厳密にコントロールされているのです。つまり、

 ヒトの心の状態は脳の神経細胞におけるシナプスで放出される脳内神経伝達物質の性質と量とによって決まります。.

伝達物質

[脳内神経伝達物質と疾患]

 

 -3-

プライベートノート

お知らせ

『”感覚器”のチョコット知識』に ①.聴覚器 メニエール病 浸出性中耳炎 突発性難聴 良性発作性頭位めまい症 を追記しました。

  こんにちは!!   夏らしい夏がなく、突然秋の訪れとなりました。 いかがお過ごしですか。 さて、   『”感覚器”のチョコット知識』に 「①.聴覚器  メニエール病 浸出性中耳炎 突発性難聴 良性 …

耳をふさぐ

『”感覚器”のチョコット知識』

   こんにちは。 『”感覚器”のチョコットと知識』   ヒトそれぞれ感じることに差があるのが「感覚」。   ヒトにも、音や光、匂い、味、触感を外界の情報刺激として受け入れる感覚器(耳、眼、鼻、舌、皮膚)があり …

ストレス解消法

『”免疫”のチョコットと知識』⑪に「免疫寛容 自己免疫疾患」について追記しました!

     こんにちは。 『”免疫”のチョコットと知識』その⑪に 「免疫寛容 自己免疫疾患」を追記しました。    免疫は、自分の身体の組織や共生細菌(善玉微生物)、 食物に対しては反応を示さ …

相同染色体

『”免疫”のチョコットと知識』⑩「免疫抑制剤」のページを追記しました!

桜も、そろそろ終盤を迎えております。 でも、心地よい風にそよぐ葉桜もまた、風情があります♪ さて、『”免疫”のチョコットと知識』に新しいページ 「免疫抑制剤」を追加しました。 自己免疫疾患やアレルギーさらには 移植臓器の …

DNAポリメラーゼ

『”免疫”のチョコットと知識』⑨「臓器移植と免疫」のページを追記しました!

こんばんは。  『”免疫”のチョコット知識』⑨ 「E.臓器移植と免疫」を追記しました。   レシピエント(臓器の提供を受ける人)と ドナー(臓器を提供する人)との 臓器移植における拒絶反応についてチョコット。 …

移植臓器片の抗原認識
PAGETOP
Copyright © (有)オオワダ All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.