膵臓のチョコット知識①
膵臓 外分泌機能
Ⅰ.膵臓とその働き
膵臓(Pancreas)は胃の後方にあって横走し、十二指腸に開口している細長い大きな器官です。その大きさは、長さ14~18cm、重さ70~100g、うすいピンク色をしています。
膵臓の中心部には左後腹壁から右後腹壁に向かって走っている膵管があります。膵管は膵臓の分泌液(膵液)を運ぶ導管で、十二指腸内壁の乳頭のところに肝臓から出ている総胆管と一緒になって開いています。
そして、膵臓は1日に1ℓ以上の膵液をつくり出しています。
. 膵臓はヒトの体のなかでも、唯一、外分泌腺と内分泌腺を併せ持つ大きな腺です。
1.外分泌機能(消化器…膵臓の約95%)
膵液には、糖質を消化するアミラーゼなど、たんぱく質を消化するトリプシン、脂質を消化するリパーゼ(テスアプシン)という消化酵素が含まれています。
[消化酵素の分泌器官]
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[三大栄養素の消化]
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〔栄養分の吸収〕
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