貧血のチョコット知識③
貧血と低血圧
少しでも貧血の疑いのある人は、なるべく早く精密検査を受け、速やかにその原因となる疾患の治療が必要です。
とくに基礎疾患もなく、単に鉄欠乏だけの貧血のことがありますが、この場合は食生活に留意したり、造血剤や漢方薬を服用するだけで治癒することもあります。
なお、貧血はよく低血圧と混同されますが、現れる症状は同じようでもその発症メカニズムは異なっています。
[貧血と低血圧]
貧血の治療
*心不全など生命にかかわる重症の場合の貧血には輸血で赤血球を補給。
*鉄欠乏が原因とわかった貧血には鉄剤を服用。
*炎症や腫瘍、造血異常などによる貧血には原因疾患を治療。
*******************************************************************
結局! 薬局! 花野井薬局!
除鉄療法
ウイルス性肝炎を含む肝炎では肝臓の細胞に鉄分が蓄積します。これは,ウイルスなどにより傷ついた肝細胞を、免疫機能の働きで排除しようとする自衛手段です。つまり、肝細胞内の鉄分が活性酸素を細胞内に呼び込んで傷ついた細胞に細胞死(アポトーシス:Apoptosis)を起こさせます。こうすると、傷ついた肝細胞は排除されます。
しかし、肝炎ではこれらの細胞死が過剰となり、放っておくと肝硬変を引き起こします。これを食い止めるためには瀉血や鉄制限食などにより人為的に鉄欠乏状態にする必要があります。
すでに鉄分が肝細胞に過剰に蓄積されている場合には、早急に鉄分を消費させる必要があります。このとき、瀉血(人体の血液を体外部に出すこと)によって人為的に貧血状態を引き起こし、鉄分を主にヘモグロビン合成で消費させます。これが除鉄療法といわれる治療法です。とくに、インターフェロンの効きにくいC型肝炎では除鉄療法の効果が期待されています。
また、鉄制限食の場合、鉄分の多い食品として、ほうれん草や海苔、納豆、はまぐり、あさり、しじみ、レバー、ウコン、クロレラなどがあげられますが、C型肝炎のひとはこれらを含む食事にはとくに気をつけましょう。
——————————————————-
肝炎のひとは
————————————————————-
*******************************************************
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
この度!地下足袋!リンクの旅へどうぞ~
花野井薬局プライベートノート「肝臓のチョコット知識」で詳しく紹介しております。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
-3-