食中毒 |
食中毒の季節です。 食中毒には細菌による細菌性食中毒やウイルスによるウイルス性食中毒、フグや毒キノコなどによる自然毒食中毒、ヒ素など有害金属による化学性食中毒があります。
今の季節、気温と湿度の急激な変化により免疫が低下しています。細菌やウイルスによる食中毒と自然毒食中毒にはとくに気をつけましょう。
〜細菌性食中毒の予防〜
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食品を取り扱う容器や器具類は、熱湯などで消毒して清潔にする。
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食品は低温で保存するか十分に加熱殺菌をする。
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調理済食品はできるだけ早く食べる。 |
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詳しくは花野井薬局健康コラム”なにをいまさら、されど「食中毒」”をご覧ください。
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花野井薬局ワンポイントアドバイス
2019.5.14更新
花粉症 |
花粉が飛ぶ季節です。 いままで花粉症でなかった人がある日突然発症したり、あるいは軽い症状だった人が重症化したりします。
★花粉症の症状 ①くしゃみ |
など。
★花粉症の治療
花粉症の症状をとるには市販の鼻炎用薬や漢方薬を使います。 しかし、鼻炎用薬や漢方薬で改善しないときは病医院のアレルギー科や耳鼻科、眼科を受診しましょう。
★症状を軽くするため薬以外の対策も考えましょう。
(1)外出するとき
イ) | 花粉情報をよく確かめ飛散量が多い日はなるべく外出を控える。 |
ロ) | 花粉の飛散の多い時間帯の12時〜15時頃。 また、天気がよくて風の強い日、さらに雨が降った翌日も飛散量が多いので外出を控える。 |
ハ) | 外出時はマスク、メガネ、帽子を着用する。 |
(2)外出先から帰ったら
イ) | ドアの外で髪や衣類についた花粉をよく落とす。 |
ロ) | 洗顔とうがいは忘れずに行なう。 |
(3)日常生活での注意
イ) | 洗たく物やふとんは、取り込む前によくたたいて花粉を落とす。 |
ロ) | 花粉をできるだけ室内に入れないように窓は開けない。 |
ハ) | 空気清浄を考える。 |
ニ) | 鼻の粘膜を刺激するタバコと、鼻の粘膜をはらし鼻づまりを悪化するアルコールを控える。 |
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詳しくは花野井薬局健康コラム“なにをいまさら、されど「アレルギー」”をご覧ください。
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熱中症 |
熱中症は日差しの強い戸外や閉め切った車の中に長時間いたときなどに起こります。
症状は頭痛、高熱、吐き気やめまいなどです。
けいれんを起こしたり、意識がなくなったときはすぐに救急車をよんでください。
熱中症による事故は毎年増加しつつあります。 最悪な場合、死に至ることもあるので、しっかりと予防しましょう。
−熱中症の応急手当て−
1.木陰など涼しいところに運び、頭を高くして寝かせます。
2.からだを冷たいタオルなどで冷やし、少量づつ水分を与えます。
3.意識がないときは、気道の確保をします。
4.けいれんが起きたときは、ハンカチなどをたたんでかませます。
〜熱中症の予防策〜
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外出するときは帽子をかぶりましょう。 |
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水分はできるだけ多くとりましょう。 |
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適度の塩分も必要です。 |
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十分な睡眠と休養もとりましょう。 |
虫刺され |
毎年この季節になると、あちこちでケムシやハチなどの毒虫、カサゴなどの毒魚や毒クラゲに刺されるちょっとした被害が相次ぎます。
一般にこれらの虫や魚の毒液は蟻酸(Formic acid HCOOH)と呼ばれる酸性の化学物質なのでアンモニア水のようなアルカリで中和します。 アンモニア水がなければ重曹(炭酸水素ナトリウム NaHCO3)水や石けん液を使用します。
〜応急処置〜
①ケムシやドクガに刺されたとき
激しいかゆみとじん麻疹が現われます。 かきこわすと化膿してとびひ(伝染性膿痂疹)になるので注意しましょう。
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水道水で洗い流し、かいたりこすったりしないようにします。 |
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セロハンテープやガムテープを貼ったりはがしたりして毒針を取り除きます。 |
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口で毒を吸い出します。 |
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アンモニア水や重曹水、抗ヒスタミン軟膏を塗布したり、抗ヒスタミン剤を服用します。 |
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はれやかゆみ、痛みが強いときは冷たいタオルなどで冷やし、病医院を受診します。 |
②ハチに刺されたとき
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ミツバチはセロハンテープかガムテープで針を取り、その他のハチの針はとげ抜きで取り除きます。 |
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口で毒を吸い出します。 |
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アンモニア水や重曹水、抗ヒスタミン軟膏(とくにミツバチ)を塗り、氷で冷やします。 |
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痛みが強いときは、抗ヒスタミン剤を服用します。 |
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何ヶ所も刺されたり頭痛、嘔吐、じん麻疹が出たときはすぐに病医院を受診します。 |
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ここでハチ毒はハチの一時的な防衛のための毒なので、ハチ毒そのもので死ぬようなことはまずありません。
しかし、たまたま特異体質の人が複数回ハチに刺されると、ハチ毒に対するアレルギー反応(抗原抗体反応)が起こり、アナフィラキシーショック死することもあります。
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詳しくは花野井薬局健康コラム“なにをいまさら「アレルギー」”をご覧ください。
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③毒魚・毒クラゲに刺されたとき
オコゼ、カサゴ、エイなどの『えらぶた』や『ひれ』のとげには毒腺があり、刺されると痛みやはれ、充血などの症状を起こします。
クラゲの中には毒性の強い刺糸をもっているのもいて、刺されると赤くはれて痛んだり、神経が麻痺して足腰が動かなくなったり、ときには呼吸困難で生命の危機に陥ることもあります。
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これらの毒液はハチ毒と同じ蟻酸なのでアンモニア水や重曹水を塗り、湿布をします。アルコールで傷口を消毒するのも効果があります。
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はれがひどいときや吐き気、頭痛などの症状が出たときはすぐに病医院を受診します。
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④カ・アブ・ブヨに刺されたとき
ブヨ アブ
かきこわすと細菌が刺し傷から入り化膿してとびひになることもあります。
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アンモニア水か重曹水を塗布します。
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かゆみの強いときは抗ヒスタミン軟膏を塗ります。
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とびひになったときは抗生物質の軟膏を使います。
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かぜ症候群 |
かぜとは鼻、のど、気管支、肺に起こる急性の炎症性の病気です。 そして80〜90%は主にインフルエンザウイルスなどのウイルスが原因です。
まずは“ワクチン”、次いで“手洗い”。それに “マスク”と“うがい”。
★インフルエンザワクチンについて
「生涯免疫」は得られないので毎年の接種が必要です。
それでもウイルスの種類が多いのでインフルエンザにかかる可能性はあります。 しかし、
インフルエンザワクチンを接種すると
①免疫が得られ、副作用は限りなく0(ゼロ)に近い。
②かぜ症状が軽くて済む。
③体外へのウイルス排出量を少なくするとともに、排出期間も短かくなるので大流行を防ぐ。
④かぜによる発熱期間が短かくて済む。
⑤重症になりにくい。
など多くの利点があります。
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かぜと思ったらまずゆっくりと休んでください。
さらに、
①安静 ②保温 ③水分補給 ④栄養補給 に努めましょう。
★薬物療法について
* 抗生物質
ウイルスによるかぜには一部の薬剤を除いて抗生物質といえどもあまり効果は期待できません。 しかし、抗生物質はウイルスによって免疫の低下した体に侵入し、肺炎や気管支炎などを起こした細菌(感染症)を死滅させたり、体内にこれから侵入して病気を起こそうとする細菌の増殖を抑制(感染予防)する効果があります。 ー原因療法ー |
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詳しくは花野井薬局プライベートノート”抗生物質のチョコット知識”、
ブログ”すわ!インフルエンザの兆し?”をご覧ください。
さらに、詳しくは花野井薬局プライベートノート”感染症のチョコット知識”の中の
”インフルエンザウイルスが起こす感染症“にリンクしてみてください。
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* 熱を下げ、痛みを和らげるお薬
* くしゃみ、鼻水、鼻づまりを止めるお薬
* せきを鎮め、たんを切るお薬
対症療法といいます。苦痛となる炎症をやわらげて治療を促進するのがその目的です。 |