なにをいまさら、されど 『アレルギー』(4)
抗体
この白血球の一成分として私たちリンパ球がいるのです。 マクロファージ(macrophage=大食細胞)や樹状細胞は単球の一種で、大きな異物の貪食作用のほかに私たちリンパ球(ヘルパーT細胞)に抗原の情報を提供するという大事な働きもします。
さて、アレルギーや免疫に関係のある私達リンパ球は、主にT細胞とB細胞、NK細胞とから構成されています。.
そのT細胞の一種のヘルパーT細胞のコントロールで、B細胞から血清中につくられる免疫グロブリン(IgEやIgGなど)、その中のIgE(Immunoglobulin E)がアレルギーと非常に深い関係をもっているのです。
つまり、アレルギーを引き起こしたり(IgE)、免疫となる(IgG)抗体は、血液成分中の血球、血球成分中の白血球、白血球成分中の私達リンパ球、リンパ球成分中のB細胞、そのB細胞が血清中につくる免疫グロブリンの一成分なのです。
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抗原の侵入によってつくられる抗体の種類と特徴
IgA | ・・・・・・ | 呼吸器や消化器の粘膜表面に分泌され、 外界からの抗原の侵入を防ぐ抗体。 |
IgG | ・・・・・・ | 血液中でウイルスや細菌を待ち構えて 攻撃する。免疫の中心的な抗体。 |
IgM | ・・・・・・ | IgGの働きを助ける抗体。 |
IgD | ・・・・・・ | 今のところ働きはよくわかっていない。 |
IgE | ・・・・・・ | アレルギーの原因となる抗体。 過剰な反応を引き起こして障害をあたえる。 |
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