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『アレルギー』について(8) アレルギーマーチ

なにをいまさら、されど 「アレルギー」⑧

 

  アレルギー性鼻炎、気管支喘息、食事性アレルギー性胃腸炎などでは、IgE-肥満細胞結合体に再度同一抗原の侵入があると抗原抗体反応により肥満細胞に含まれる起炎物質(ヒスタミンやセロトニンなど)が放出されます。  その起炎物質が放出組織に刺激損傷を与えると、いろいろな症状が現われます。(体液性免疫型アレルギー)
接触性皮膚炎の場合は、感作Tリンパ球が炎症性リンフォカインを放出することで皮膚組織の炎症を起こします。(細胞性免疫型アレルギー)

 

  ここで、アレルギーの発症には遺伝的素因(体質=IgEのつくりやすい人=アレルギー素因)に加えて、環境の変化による抗原の種類と抗原量の増加が考えられます。 アレルギー素因が生後の早い時期にゆさぶられると、出る場所や症状を変えてアレルギー疾患が現われます。  アレルギー疾患が小さい頃から始まり、年齢とともに姿を変えて連続的に発症、移行、併発する現象は「アレルギーマーチ」と呼ばれています。

 

 

 

花粉症イラスト

アレルギーマーチの一例

 

  アレルギー疾患の発症の予防やアレルギーマーチの進行を抑えるには、アレルギー素因のある人間さまとくに妊婦さんは、卵料理の食事(は抗原性強く、他の抗原に対する抗体をも刺激増加させることが知られている。)には注意を払う必要があります。

 

  そして、アレルギー体質は遺伝します

  ご両親がお二人ともアレルギー体質の場合、生まれるお子様3人のうち2人以上に、いずれか一方の親御様がアレルギー体質であれば、生まれるお子様3人のうち1人以下にアレルギー体質を受け継ぐといわれています。

 

  アレルギー体質の人間さまが発症するアレルギー性鼻炎や気管支喘息、アトピ-性皮膚炎、片頭痛などの形質と呼ばれるものは、いつ再発するかはわかりませんが治癒する望みはあります。  対症療法で根気よく治療することをおすすめします。

 

ここでチョットモーメント

 

 

 

  最近、肥満細胞の表面にあって、さまざまなアレルギー反応を抑え込む
たんぱく質(アラジン-1:Allergin-1)発見
された、と聞いております。

(筑波大学研究グループ)

「nature immunology 2010.06.06 オンライン版から引用参考資料17)

 

 

アラジン-1(アレルギー発症抑制分子)
※筑波大学 広報・公開 記者会見2010年6月3日記者説明会PDFファイル

 

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*********************

 

   現在、アレルギー疾患の治療には放出されたヒスタミンなどの働きを抑える抗アレルギー剤(抗ヒスタミン剤や肥満細胞安定剤など)が使われていますが、アラジン-1働きを高める薬剤が開発されればアレルギー反応を元から断つことができます。これは、さまざまなアレルギー疾患に対して効果のある画期的なアレルギー治療薬にもつながる可能性があります。

  私達リンパ球も、早急にアラジン-1働きを高める薬剤によりアレルギー疾患が治療されることを期待して止みません。

 

アレルギーの仕組み(小)

アレルギー反応を抑え込む

 

 

 

 

大和田です(小)

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