なにをいまさら、されど『心臓病』(5)
心筋の特徴
人間さまの筋肉には、平滑筋と横紋筋と心筋があります。
(1)平滑筋 |
内臓(腸管、子宮、尿管、血管壁など)を構成している筋肉(内臓筋)で、自律神経(交感神経と副交感神経)の支配を受けています。この筋肉の収縮や弛緩は、意思によって左右されないことから「不随意筋」とも呼ばれ、疲労しにくい筋肉です。 |
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(2)横紋筋 |
筋肉繊維に横にしま紋様が入っている筋肉を横紋筋といいます。この横紋筋は骨についていることから骨格筋と呼ばれ、また、自分の意思で動かしたり、止めたりすることが可能なので「随意筋」とも呼ばれます。横紋筋の特徴は非常に活発な運動には適していますが疲労しやすいことです。 |
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(3)心筋 |
私心臓の心筋は平滑筋と横紋筋の両方の長所を取り入れたような機能をもち、横紋筋の活発な動きをすると同時に、いつまで動き続けても疲労することがない平滑筋の働きをも兼ね備えた筋肉です。 心筋の特徴は
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