なにをいまさら、されど 「糖尿病」⑪
②血糖、ブドウ糖負荷試験
体を構成する組織細胞は全てこの私ブドウ糖をエネルギー源として活動しています。 そこで、健康な人間さまは、肝臓に貯蔵されたグリコーゲンを絶えず私ブドウ糖に変えて、血糖を常に一定の値に維持しています。 そのお陰で、細胞はいつでも必要なだけのエネルギ-を私ブドウ糖からつくることができるのです。
空腹時血糖
基準値→65~109mg/dl
ここで、血糖値は食事(糖の摂取)によってかなり変動します。 つまり食後に一度上昇した血糖値はインスリンの分泌によって低下してくるのですが、この変化をグラフに描いて山の形をみる検査がブドウ糖負荷試験です。 ふつうは、75gの私ブドウ糖を飲み、摂取前、摂取後30分、60分、120分に静脈血を採取して血糖を測ります。 摂取前の血糖値が160mg/dlを超える場合、または摂取後2時間を経過しても血糖値が130mg/dl以下にならない場合は糖尿病が疑われます。 |
|
-11-