こんにちは!
梅雨も中盤に差し掛かりました。
今年の梅雨明けは例年より早まりそうだと気象情報会社ウェザーニューズが発表。
さすれば、この夏はかなり暑さが厳しくなる、そんな予感が・・・。
でも、暑さに対する節電も日本中で考えなければなりません。
さて、今日は単なる疑問を紹介させていただきます。
お聞きしたこともあるかと思いますが、
「いずれアヤメかカキツバタ」
という句があります。
これは、アヤメもカキツバタもアヤメ科の花で、よく似ていて区別がつかないことから、いずれも優れていて選択に迷う、という意味のようです。
そうなんです、単なる疑問とはアヤメとカキツバタの見分け方です。
しかし、アヤメとカキツバタの違いが分からないうえに、さらに、花ショウブやショウブが加わると何がなにやら・・・!!
あにはからんや、その見分け方の一つが分かるとは!
<菖蒲 -アヤメ->
1.生育場所:乾いた場所。草原や山野、畑など。
2.主な見分け方:花弁の弁元に網目状の模様。
<杜若 -カキツバタ->
1.生育場所:湿原に生えます。
2.主な見分け方:花弁の弁元に白く伸びた模様。
<花菖蒲 -ハナショウブ->
1.生育場所:湿原や水分の多い草原に生える。
2.主な見分け方:花弁の弁元に黄色く伸びた模様。
これならある程度見分けることができます。
さらに驚いたことには、アヤメとショウブは同じ漢字(菖蒲)なんですね!! これも覚えておかないと。
ところで、5月には、菖蒲湯に入って無病息災を願うものですが、 あのときの湯船の中に見たのはハナショウブの緑の葉の部分?!と、これまた疑問が湧きました。
実はお風呂に入れるショウブとここに紹介したハナショウブとは別物なのだそうです。
<菖蒲 -ショウブ->
1.生育場所:沼や池のそばなどの湿地。
2.主な見分け方:黄緑色の肉穂花序(にくすいかじょ)。
アヤメやカキツバタ、ハナショウブはいずれもアヤメ科(Iridaceae)アヤメ属ですが、ショウブはなんとサトイモ科(Araceae)ショウブ属とのこと!
なかなか面白い発見(?)でした。
そこで、思い出した一句(折り句)
からころも
きつつなれにし
つましあれば
はるばるきぬる
たびをしぞおもう
(伊勢物語)
🙄
”ふだんは、お互いに空気みたいなものと思っていても、いざ、離れてみると、
なれ親しんだつま(夫、妻、褄)の良さがしみじみと分かるものなのでしょうね。”
BGMは「ひまわり(LOSS OF LOVE)」か、それとも「いそしぎ(THE SHADOW OF YOUR SMILE)」か。
などと、考えていたそのとき、
おくのまのほう(奥方)から
”何か言いましたか。”
だって。
以心伝心とはこのようなことか!