こんにちは。
年が明け、お正月気分も抜けて、さあこれからいよいよ
冬本番かと思いきや温暖化のせいでしょうか。
地球全体の気候が大きく変化しています。
オーストラリアの森林火災やニューヨークの早い桜の開花、日本の暖冬による雪不足などなど。とくに、
日本では、積雪の少ないスキー場の客足減少によるスキー場や旅館、ホテルなどの経営への悪影響、除雪車稼働除雪作業や雪を解かすために使う燃料需要の激減によるガソリンスタンドの悲鳴、雪の下で越冬するニンジンや白菜、醸造用ブドウ、小麦などの雨水による根腐れと凍害。そして、
最も懸念されることは、雪解け水不足による春の農作業や夏の日常生活などへの大打撃かも知れません。ただ、
屋根の雪下ろしの重労働や暖をとったり、融雪のための燃料代、交通機関への影響、電力供給のシビアアクシデントなどを考えると、
夏はそれなりに暑く、冬はそれなりに寒く、春は桜など、秋は紅葉など、そんな四季をもつ日本の自然に、極端な異常気象をもたらさないよう願いたいものです。ところで、
中国中部の武漢市で新型コロナウイルスが検出されたとのことです。
ヒトに感染するコロナウイルスには、ヒトに日常的に感染するかぜのウイルス4種類と動物から感染する重症肺炎ウイルス2種類の6種類が知られていますが、今回の新型コロナウイルスはこれらのコロナウイルスとは異なる種類といわれています。
新型コロナウイルスは何らかの動物のコロナウイルスがヒトに感染した可能性もある、とのことです。ここで、
重症肺炎を引き起こすコロナウイルスについてチョコット。
SARSコロナウイルス(SARS coronavirus)
[特徴]
SARSコロナウイルスは、一本鎖のRNAをもち、それらを包むエンベロープ表面に存在する突起が、太陽のコロナのような外観をもつことからこの名が付いています。
[ウイルスの構造式]
SARSコロナウイルスは重症急性呼吸器症候群(SARS:sever acute respiratory syndrome「2類感染症」)の病原体です。
せきや飛沫によって感染が拡がると考えられています。
2~3日の潜伏期間を経て、38℃以上の発熱を伴い発症します。
せき、全身倦怠感などのインフルエンザ様症状を呈し、呼吸困難や肺炎を起こします。
キクガシラコウモリが自然宿主で、そのコロナウイルスがヒトに感染拡大し、SARSを引き起こすようになったと考えられています。
人獣共通感染症のひとつです。
MERSコロナウイルス(MERS coronavirus)
[特徴]
MERSコロナウイルスも一本鎖のRNAをもち、それらを包むエンベロープ表面に存在する突起が、太陽のコロナのような外観をしています。
MERSコロナウイルスは中東呼吸器症候群(MERS:middle east respiratory syndrome)の病原体で、感染すると高齢者や基礎疾患をもつヒトには重症肺炎を引き起こします。
ヒトコブラクダが自然宿主の動物で、MERSはその感染源動物のコロナウイルスがヒトにせきや接触によって感染する人獣共通感染症です。
感染重症者の症状は高熱や肺炎、腎炎などです。
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詳しくは花野井薬局プライベートノート
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