こんにちは。

チョコット お目汚し

 ほんとうに本当のおはなし

 あるところに、二人とも認知症のご夫婦がおりました。

 ご主人がながいあいだガンを患い、

 いよいよこの世との最後を迎えようかというそのとき

 認知症の奥様が「ほら起きてご飯食べましょう。」と話しかけると

 なんと、寝ていたご主人が目を覚まし、起き上がり

 ご飯を食べはじめたのだという。

 


認知症の方を持つご家族の介護は難しいとはお聞きしますが

このご夫婦の娘さんは、
”痛みを忘れる父親と夫の病気を忘れ悲しまない母を見て
認知症もいいものだ”・・・と思ったのだそうです

 本来は認知症によって忘れてしまう苦しみ、
何度も同じ話を繰り返す悲しみがあるにもかかわらず
すべてを忘れて苦しまず、悲しまず
普段の生活を送っていると思うこのご夫婦の
そのお互いの気持ちが
”目をあけさせ、起き上がらせ、食事までさせる”という

 なんとも不思議なお話ですが……..。

 ガンを患いその最後を迎えようとしても

 普通に生活を送ろうとするその気力の凄さは

 認知症がもつ神がかり的な何かがあるのではないでしょうか。