一足飛びに夏から冬へ!
秋はどこへ行ったやら。
季節の変わり目。
体調が崩れ、免疫も低下するため、細菌やウイルスなどの外敵に対して抵抗力が弱まっています。
今の季節、とくに、かぜと食中毒には気をつけましょう。
かぜ
かぜは鼻、のど、気管、肺に起こる急性の炎症性の病気です。 そして80~90%は主にインフルエンザウイルスなどのウイルスが原因です。
まずは“ワクチン”、次いで“手洗い”。それに“うがい”と“マスク”。
★インフルエンザワクチンについて
「生涯免疫」は得られないので毎年の接種が必要です。 それでもウイルスの種類が多いのでインフルエンザにかかる可能性はあります。
しかし、インフルエンザワクチンを接種すると、
①免疫が得られ、副作用は限りなくゼロに近い。
②かぜ症状が軽くて済む。
③体外へのウイルス排出量を少なくするとともに、排出期間も短かくなるので大流行を防ぐ。
④かぜによる発熱期間が短かくて済む。
⑤重症になりにくい。
など多くの利点があります。
かぜと思ったらまずゆっくりと休んでください。
そして、
①安静 ②保温 ③水分補給 ④栄養補給(とくにビタミンAとビタミンC) に努めましょう。
★薬物療法
①抗生物質(原因療法)
ウイルスによるかぜには一部の薬剤を除いて抗生物質といえどもあまり効果は期待できません。 しかし、抗生物質は、①、ウイルスによって免疫の低下した体に侵入して肺炎や気管支炎などを起こしている細菌(感染症)を殺したり、②、これから侵入して病気を起こそうとする細菌の増殖を抑えたり(感染予防)する効果があります。 |
②熱を下げ、痛みをやわらげるお薬(対症療法)
③くしゃみ、鼻水、鼻づまりを止めるお薬(対症療法)
④せきを鎮め、たんを切るお薬(対症療法)
対症療法は、苦痛となる炎症をやわらげて治療を促進するのがその目的です。
抗生物質のなかには、マイコプラズマ肺炎に効果のある薬剤や滲出性中耳炎、慢性副鼻腔炎、細気管支炎、気管支拡張症などに長期に投与される薬剤があります。
食中毒
この季節、気温と湿度の急激な変化により免疫が低下しています。ウイルスによる食中毒にはとくに気をつけましょう。
胃腸炎の原因となるウイルスには主にノロウイルス、ロタウイルス、腸管アデノウイルス、コロナウイルスなどがあります。
ノロウイルス胃腸炎の原因食材としてカキ、シジミ、アサリなどがあげられますが、圧倒的に多いのはカキによる食中毒です。吐物や下痢便中のノロウイルスが河川に排出されると、ノロウイルスはその下流の海水中で養殖されているカキの中腸腺に取り込まれます。 そして、中腸腺に蓄積されたノロウイルス、そのノロウイルスで汚染されたカキを生食すると、感染発症するのではないかと考えられています。
【ノロウイルス】
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この度!地下足袋!リンクの旅へどうぞ~
詳しくは花野井薬局プライベートノート”抗生物質のチョコット知識”をご覧ください。
また、花野井薬局健康コラム”なにをいまさら、されど「食中毒」”もご覧ください。
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♪季節の変わり目で♪
♪あなたの心を知るなんて♪
と、歌っていたら
長い同居人が
♪季節の変わり目を♪
♪あなたの心で知るなんて♪
ではないでしょうか。….だって。
そういわれてみれば、微妙に違いますか …..。
「秋冬」
また、お会いしましょう。