こんにちは。この間、

 体の機能を正常に働かせるための必須のミネラルの一種マグネシウム(Magnesium)が虚血性心疾患や糖尿病を予防する働きがあることや、

 知られざる栄養素マグネシウムのパワー、とか、

 日本人のマグネシウム不足、など

 ”NHKガッテン”でマグネシウムについてのテレビ放送がありました。

 

 ミネラル(mineral:無機質)は糖質、脂質、たんぱく質、ビタミンと並び、五大栄養素の一つとして数えられています。

 

ミネラルトップ用

 

  そのミネラルの中でも、生体に不可欠で、なおかつ、体の機能の維持や調節などにかかわり、成長や生命活動に必要な役割を果たすものが必須ミネラルす。

  必須ミネラル13種類のうち、

 5種類を「多量ミネラル
カルシウム(Ca) リン(P) マグネシウム(Mg) ナトリウム(Na) カリウム(K)

 8種類を「微量ミネラル」微量ミネラル
クロム(Cr) モリブデン(Mo) マンガン(Mn) 鉄(Fe) 銅(Cu) 亜鉛(Zn)
セレン(Se) ヨウ素(I)

と呼んでいます。

  体が正常に機能するために、1日100mg/dℓ以上必要であれば「多量ミネラル」、100mg/dℓ以下を必要とすれば「微量ミネラル」です。

 

 

  必須ミネラルのマグネシウムは、成人の体内に約30gほどあり、その約70%はリン酸マグネシウムとして骨や歯に含まれ、コラーゲンやカルシウムやリンとともに骨組織の主要な成分となっています

 それ以外は筋肉神経などに存在し、筋肉にはカルシウムの3~5倍含まれています。 

 ① 骨と歯の形成

 マグネシウムは骨や歯にカルシウムやリンが十分に沈着するように調節して、じょうぶな骨や歯の形成を助けます

 また、マグネシウムが血液中に不足すると、骨はカルシウムも十分に取り込むことができません。さらに、

 血中マグネシウムが不足すると、骨からマグネシウムとカルシウムが血液中に一緒に溶出します。

 このことから、マグネシウム不足はカルシウム不足と同様に骨粗しょう症などを引き起こします。

  

骨2

Ca:カルシウム Mg:マグネシウム P:リン

.

 ② 血圧の調整

 マグネシウムは細胞内のカルシウムやナトリウムの量を調整することにより、血圧を調節します。

  カルシウムが動脈を収縮させて血圧を上げるのに対して、マグネシウムは動脈を弛緩させて血圧を下げる方向に働きます。

 マグネシウムとカルシウムの互いの作用で正常に血圧を保っています。

血圧測定

 .

 ③ 筋肉の収縮

 マグネシウムはカルシウムと拮抗して、筋肉の収縮や弛緩をスムーズにします。

 筋肉の収縮はカルシウムの刺激で起こります。

 筋肉細胞内にはミトコンドリアに沿ってアクチンフィラメント(Actin filament)とミオシンフィラメント(Myosin filament)のたんぱく質が無数に走っています。ここに、

Ca2+とATPが供給され、さらに、電気的刺激が加わるとアクチンフィラメントがミオシンフィラメントに滑り込むことにより、筋肉の収縮が起こります。

 

アクチン、アクトミオシン

 

  これに対して、マグネシウムはカルシウムによる筋肉の収縮を必要に応じて抑えます。

   心臓が規則正しく拍動するのも、マグネシウムとカルシウムが相互に拮抗し合い、心筋がリズミカルに収縮と弛緩を繰り返すことによります。

  マグネシウム摂取量が増えるほど、虚血性心疾患の発症リスクは低下する傾向がみられるといわれています。

.

 ④ 神経伝達

 神経伝達を正常に保持します。 

 精神の安定や鎮静に働く神経伝達物質セロトニンの生成時には、アミノ酸のトリプトファンのほかマグネシウムビタミンB6ナイアシンが必要です。

ストレス解消法

     

        また、
 ○マグネシウムは抗ストレスホルモンをつくる副腎皮質の機能を助ける働きもするので抗ストレスミネラルともよばれています。

.

 ⑤ 酵素反応の補因子Cofactor

 マグネシウムはビタミンB群とともに糖質、脂質、たんぱく質の代謝における300種類以上の酵素の補因子(補酵素)になります。したがって、
マグネシウムはほとんどすべての生合成反応や代謝反応に必要な補因子です。

 

 マグネシウムは糖質や脂質やたんぱく質をエネルギーに変える酵素を補助したり、たんぱく合成で働く酵素を助けたり、酵素反応を介して種々の生理機能を支えています。

 

マグネシウムは糖質・脂質・たんぱく質をエネルギーに変換する酵素の補助(補因子)をします。    

 

 細胞

エネルギー発生メカニズム(新B2)ミトコンドリア

[エネルギー発生メカニズム]

 

例1)

ピルビン酸脱水素酵素(Pyruvate dehydrogenase)の補因子

 

 ピルビン酸

Mg2+(補因子)

(TPP:ビタミンB1)

 例2)

コハク酸脱水素酵素(Succinate dehydrogenase)の補因子

コハク酸

Mg2+(補因子)

(FAD:ビタミンB2)

                                     など。

 マグネシウムが不足するとインスリンに対する感受性が低下し、インスリンの作用が十分に発揮できない(インスリン抵抗性)ため、マグネシウム摂取不足は糖尿病発症と深く関連していると考えられています。

.

マグネシウムはたんぱく合成で働く酵素の補助(補因子)をします。

細胞

r-RNA工場

[たんぱく・核酸・細胞]

DNAポリメラーゼ(DNA複製にかかわる酵素)

RNAポリメラーゼ(DNAからmRNAへの転写を行なう酵素)

DNAリガード(DNA同士を結合する酵素)

RNAリガード(2本のRNA鎖を結合する酵素) などの補因子

.

◎過剰

  高マグネシウム血症、集中力の低下、神経過敏、筋力低下など

 医薬品やサプリメントとして過剰に摂取した場合、下痢などの消化器症状を起こす可能性があります。

◎欠乏

  骨や歯の形成不全、骨粗しょう症、虚血性心疾患(慢性的な摂取不足)など

 神経、筋肉の伝達に関与し、不足すると”こむら返り”が起きやすくなります。

 

膠原病タイトル

 

 

◎マグネシウムを多く含む食品

  いわし、玄米ごはん、抹茶、豆類、そば、のり、なっとう、わかめ、しいたけ など

お抹茶と和菓子

 

 

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この度!地下足袋!リンクの旅へどうぞ~    

   詳しくは 花野井薬局 プライベートノート

   ミネラルのチョコット知識

『マグネシウム』 

                            をご覧ください。
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