こんにちは。
いかがお過ごしでしょうか。
梅雨前線の”いたずら”が過ぎ去ったとおもいきや、こんどは、”招かざる客”大型迷惑迷走台風が日本列島をかき回しています。
そして、”猛暑”。
これが、まざまざとみせつけられた、なすすべもない”自然の威力”か。
これらの異常気象は地球温暖化のせいなのでしょうか。
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猛暑により熱中症にかかる人が続出しています。
熱中症は、高温環境下で体内の水分や電解質のバランスが崩れ、体内の調整機能がうまく働かなくなることで発症します。
熱中症対策としては、体力増強や水分補給、塩分補給など。
なかでも、十分な水分補給は必要不可欠です。
さらに、汗をかくことによって塩分を失うので塩分補給ももちろん大事です。
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暑さのために食が細くなったり、
水分ばかり取っていると食欲が湧かなかったり。
熱中症予防としての体力増強には日々のバランスのとれた食事こそが有効であると考えられます。
熱中症予防に必要と思われる主な栄養素について少しお話を…。
<カリウム>
【カリウムを多く含む食べ物】
じゃがいも・ソラマメ・バナナ・いんげん豆・海苔
小豆・ホウレンソウ・ひじき・パセリなど
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『カリウムたっぷりレシピ』
クックパッドより
クエン酸サイクル(TCAcycle)は、糖質、脂質、タンパク質などの栄養素からエネルギーを産生する重要な代謝経路のひとつです。
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【クエン酸を多く含む食べ物】
レモン・グレープフルーツ・梅干・オレンジ・黒酢など
『クエン酸たっぷりレシピ』
クックパッドより
ビタミンB1は細胞内の解糖系やTCAcycleで糖を分解してエネルギーを発生させる細胞内代謝の酵素の補酵素となります。
ビタミンB1が不足すると糖質の代謝がスムーズに行なわれなくなり、十分なエネルギーをつくり出すことができません。
そのため、体のだるさや脱力感、目の疲れ、手足のしびれ、むくみ、動悸などの症状が現われます。また、
糖質は脳細胞や神経細胞のエネルギー源でもあるので、不足すると集中力や落着きを欠くばかりでなく、イライラや肩こり、腰痛、筋肉痛などの症状が起こります。.
【ビタミンB1を多く含む食べ物】
うなぎ・豚肉・モロヘイヤ・玄米・大豆製品など
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『ビタミンB1たっぷりレシピ』
クックパッドより
<抗酸化ビタミン>
活性酸素は、細菌などから身を守る免疫機能をつかさどるため、生体にとって必要なものですが、過剰に発生すると細胞を酸化して傷をつけてしまいます。そして、
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酸化:酸化される
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過剰な活性酸素は動脈硬化を起こしやすくする過酸化脂質をつくり出したり、がん・老化・免疫機能の低下などを引き起こします。
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酸化:酸化される
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抗酸化ビタミンは還元作用により、細胞を守ったり、活性酸素による害を減らしたりするのに役立ちます。
ビタミンAは、新陳代謝を促し、目や肌の健康を保ちます。
【ビタミンAを多く含む食べ物】
肉・レバー・うなぎ・しら す干し・モロヘイヤ・人 参・ほうれん草・小松菜・ あしたばなど
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ビタミンCは、免疫を高めます。熱中症の予防ばかりでなく、シミやそばかすの予防、美白、美肌にも有効です。
熱に弱いので、生食をおすすめします。また、
ビタミンCは活性を失ったビタミンEを活性化させ、抗酸化作用を取り戻させる働きもあります。
【ビタミンCを多く含む食べ物】
レモン・オレンジ・グレープフルーツ などの柑橘類
トマト・スイカ・ブロッコリー・キウイ・抹茶 など
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『ビタミンCたっぷりレシピ』
クックパッドより
ビタミンEは非常に酸化されやすい(強い還元作用)性質を持ち、体内で活性酸素と素早く結びついて細胞などの酸化を防ぎます。
ビタミンEは活性酸素を除去して身体の不調や老化を防ぎます。そして、
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.酸化:酸化される
細胞膜に常駐しているビタミンEは、いち早く、活性酸素の強力な酸化作用を抑えて不飽和脂肪酸への影響を防ぐとともに、ビタミンE自身は穏やかなビタミンEへと変化してその活性を失います。が、
不活性ビタミンEはビタミンCに還元されて再び活性を取り戻します。
【ビタミンEを多く含む食べ物】
モロヘイヤ・赤ピーマン・ かぼちゃ・ほうれん草・ アーモンド・オリーブなど
女性ばかりでなく男性にとっても、熱中症や紫外線対策のほかに
お肌も気になるところです。
ダメージを受けた肌にもこれらの栄養素が効果的とのこと。
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しっかりと摂取して、暑さに負けないように元気に過ごしましょう!
花野井薬局