腸管出血性大腸菌(Enterohemorrhagic E. coli)感染症
(三類感染症)

 腸管出血性大腸菌食中毒は下痢原性大腸菌のなかの腸管出血性大腸菌によって引き起こされます。

 この菌の産生する毒素ベロキシン(Verotoxin =志賀毒素:志賀赤痢菌のつくる毒素)により、下痢、腹痛、粘血便、発熱などの症状が現われ、重症化すると出血性大腸炎や溶血性尿毒症症候群(HUS)、急性脳症を併発します。

  とくに、免疫の低下した高齢者や抵抗力の弱い乳幼児が感染すると致命的となることがあります。

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腸管出血性大腸菌の感染経路と病原性[腸管出血性大腸菌の感染経路と病原性]

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 かの悪名高い腸管出血性大腸菌O157やO111、O26などはこの下痢原性大腸菌に属し、腸の中で増殖、粘膜に作用して出血性の下痢や激しい腹痛を起こします。
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 腸管出血性大腸菌O157やO111、O26などの最大の特徴は、通常、感染型食中毒は腸内に10万個以上の生菌数が存在しないと発病しないのに対し、これらの菌は生菌数が100個前後の微量で発病するということです。

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大腸菌

[大腸菌のイメージ図]
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 微量感染という点では赤痢や腸チフス、パラチフス、コレラなどの経口伝染病によく似ています。
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 また、腸管出血性大腸菌O157やO111、O26などの潜伏期間は摂食した菌量にもよりますが、一般に4日~8日とされています。  放っておくと、この菌の産生するベロトキシンのために溶血性尿毒症症候群や腎不全を引き起こして死に至ることもあります。

 

致命率[(死者数/患者数)×100]は2~3%にも達します。

 

 腸管出血性大腸菌O157やO111、O26などの汚染源は井戸水や生肉の可能性が高いといわれています。  下痢原性大腸菌のなかでも最も悪質な大腸菌なのです。

 

 腸管出血性大腸菌O157やO111、O26などからの

 感染予防するには

 

  ⅰ)調理前、調理中、調理後の器具の熱湯消毒

  ⅱ)飲食物は60~70℃の加熱、または煮沸  

  ⅲ)とくに、生肉を食するのは避け

     75℃で1分以上加熱してから食べる

  ⅳ)生野菜も流水でよく洗ってから食べる

   ⅴ)手洗いを徹底する。などがあります。

 

手を洗う

 

 

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~この度!地下足袋!リンクの旅へどうぞ~

詳しくは

花野井薬局健康コラム“なにをいまさら、されど「食中毒」”の中の

下痢原性大腸菌、セレウス菌、・・・”をご覧ください。

また、

プライベートノート”感染症のチョコット知識”の中の

大腸菌が起こす感染症”もご覧ください。

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