残暑お見舞い
申し上げます
遠くで雷鳴…..と思いきや、突然バケツをひっくり返したようなゲリラ豪雨。
雨上がり。
庭では今年三度目の季節はずれの藤の花。その花房を伝って雨のしずくが7,8本、ゆっくりとしたテンポで大地に溶け込んでいきます。
立秋を過ぎたとはいえ、まだまだ猛暑日が続く予報がでております。
お元気ですか。
さて、先日、友人が訪ねてきたのですが、その顔を見てビックリ (。_@;)
なんと 片目がぷっくり腫れあがり、瞼が垂れて、その目はまったく開いていない様子!!
「いったいどうしたのか?」
聞いたところ、どうやら畑仕事をしていたとき、
いつの間にか片方の視野がどんどん狭くなり、と同時に、激しい痒みが出てきたとのこと。
病院での診断は”虫刺され”。
まったく参ったよ~、なんて頭をかきながら笑っていたが、なんともかわいそう(?)な目の腫れ。
体に虫よけのスプレーはしていたが、でも顔までは…。
顔に虫よけはなんとなく抵抗感があったみたいです。
この時期、畑仕事はもちろんのこと、ハイキング、屋外でのバーベキュー、公園の散策やジョギングなどには、紫外線のみならず、虫よけ、虫刺されの対策をもしてお出かけください。
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花野井薬局ワンポイントアドバイスから『虫刺され』をご紹介します!!
虫刺され
毎年この季節になると、あちこちでケムシやハチなどの毒虫、カサゴなどの毒魚や毒クラゲに刺されるちょっとした被害が相次ぎます。 一般にこれらの虫や魚の毒液は蟻酸(Formic acid HCOOH)と呼ばれる酸性の化学物質なのでアンモニア水のようなアルカリで中和します。 アンモニア水がなければ重曹(炭酸水素ナトリウム NaHCO3)水や石けん液を使用します。
~応急処置~
Ⅰケムシやドクガに刺されたとき
激しいかゆみとじん麻疹が現われます。 かきこわすと化膿してとびひ(伝染性膿痂疹)になることもあるので注意しましょう。
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水道水で洗い流し、かいたりこすったりしないようにします。 |
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セロハンテープやガムテープを貼ったりはがしたりして毒針を取り除きます。 |
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口で毒を吸い出します。 |
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アンモニア水や重曹水、抗ヒスタミン軟膏を塗布したり、抗ヒスタミン剤を服用します。 |
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はれやかゆみ、痛みが強いときは冷たいタオルなどで冷やし、病医院を受診します。 |
Ⅱハチに刺されたとき
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ミツバチはセロハンテープかガムテープで針を取り、その他のハチの針はとげ抜きで取り除きます。 |
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口で毒を吸い出します。 |
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アンモニア水や重曹水、抗ヒスタミン軟膏(とくにミツバチ)を塗り、氷で冷やします。 |
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痛みが強いときは、抗ヒスタミン剤を服用します。 |
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何ヶ所も刺されたり頭痛、嘔吐、じん麻疹が出たときはすぐに病医院を受診します。 |
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ここでハチ毒はハチの一時的な防衛のための毒なので、ハチ毒そのもので死ぬようなことはめったにありません。 しかし、たまたま特異体質の人が複数回ハチに刺されると、ハチ毒に対するアレルギー反応(抗原抗体反応)が起こり、アナフィラキシーショック死することもあります。
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この度!地下足袋!リンクの旅へどうぞ~
詳しくは花野井薬局健康コラム“なにをいまさら「アレルギー」”をご覧ください。
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Ⅲ毒魚・毒クラゲに刺されたとき
オコゼ、カサゴ、エイなどの『えらぶた』や『ひれ』のとげには毒腺があり、刺されると痛みやはれ、充血などの症状を起こします。 クラゲの中には毒性の強い刺糸をもっているのもいて、刺されると赤くはれて痛んだり、神経が麻痺して足腰が動かなくなったり、ときには呼吸困難で生命の危機に陥ることもあります。
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これらの毒液はハチ毒と同じ蟻酸なのでアンモニア水や重曹水を塗り、湿布をします。アルコールで傷口を消毒するのも効果があります。 |
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はれがひどいときや吐き気、頭痛などの症状が出たときはすぐに病医院を受診します。 |
Ⅳカ・アブ・ブヨに刺されたとき
カ アブ
かきこわすと細菌が刺し傷から入り化膿してとびひになることもあります。
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アンモニア水か重曹水を塗布します。 |
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かゆみの強いときは抗ヒスタミン軟膏を塗ります。 |
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とびひになったときは抗生物質の軟膏を使います。 |
花野井薬局