こんにちは。

 先日、リニューアルオープンした茨城フラワーパークに行く機会がありました。

 咲き始めのバラや芝桜、すみれ、シャガなど色とりどりの花が咲いていて見る人の目を楽しませてくれます。

 なかでも藤棚の天井からゆたかに下がっている何百という薄紫の藤の花房は見事でした。

 

藤5月


ところで、卵アレルギーが腸内細菌の群れ「腸内フローラ」の乱れに関係していることを関西医科大学の研究チームが突き止め、
卵アレルギーのある子供は腸内で「酪酸」という物質をつくりだす「酪酸産生菌」の割合が健常児の1/3ほどだったことがわかりました。

 酪酸は過剰な免疫を抑える「制御性T細胞(Tレグ)」を増やので、酪酸産生菌が少ないとつくられるTレグも少なくなり、アレルギーのある子供は血液中のTレグの割合が健常児より低い傾向にあった、との研究。

 腸内環境を改善することで、食物アレルギーの予防や治療につながる可能性があるとも。(2021.04.28 朝日新聞)

 

バラ 


腸内細菌は免疫系を活性化させるばかりでなく、免疫も増強させます。また、免疫細胞のなかには、「攻撃役」ばかりでなく、「ブレーキ役」も存在し、このTレグが働くと、全身の各所で過剰に活性化し暴走している免疫細胞がなだめられ、アレルギー自己免疫疾患抑えられることがわかっています。

 

菖蒲6月


その腸内細菌を増やし腸内細菌の活動を高めるには、

 第一に野菜類、豆類、果物類など植物性食品を摂ること。

 第二に発酵食品を食べること。

 第三は食物繊維オリゴ糖を食すること、などです。

 ところで、

 腸内細菌の一種クロストリジウム属(偏性嫌気性グラム陽性桿菌)には破傷風菌やウェルシュ菌、ボツリヌス菌などの病原性をもつ有害な菌も属していますが、クロストリジウム属菌は「免疫細胞の暴走」と深くかかわっています。

 クロストリジウム属菌のなかでも酪酸菌、とくにクロストリジウム・ブチリカムClostridium butyricum )は腸内の「食物繊維やオリゴ糖など」を餌として食べ、「酪酸」を盛んに放出します。

 そして、腸管においては、この免疫反応を抑制するTレグが発見されていますが、さらに、加えて、クロストリジウム属菌が出した酪酸を腸壁内部の免疫細胞が受け取ると、免疫細胞はTレグに変身します。

 Tレグを体内でほどよく増やすことができれば、アレルギーや自己免疫疾患などを抑えることができると期待されています。

 そのカギが「食物繊維」にあるといわれます。

 

芝桜

 

  かってに憶測します。

  魚介類や肉類を用いず、穀物・野菜などを主とする
精進料理を食する修行僧の方々は

精進料理

植物性食品や食物繊維の多い食事

腸内酪酸菌活性

多量の酪酸産生

Tレグが増加

アレルギーや自己免疫疾患を抑制

鼻炎や喘息、関節リウマチなどの罹患率が少ない?

(エビデンスがほしい)

 

 この単純な論理は成り立ちますか、それとも、
「風が吹けば桶屋が儲かる」と同じですか、はたまた、
他のファクターとして
Th17をつくる遺伝子( IカッパーBゼータ : Iκ Bζ )
の出番があるのでしょうか

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[追記]

 制御性T細胞(Tレグ)の発見による臨床への応用は、がんの治療だけでなく、
臓器移植の際の拒絶反応の制御、自己免疫疾患、感染症、アレルギー疾患の
治療など、多種多様な疾患や症状への対応が考えられています。

坂口志文ほか『免疫の守護者 制御性T細胞とはなにか』講談社 2020

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この度!地下足袋!リンクの旅へどうぞ~

詳しくは花野井薬局プライベートノート
“「免疫」のチョコット知識 腸管免疫”
をご覧ください。
また
「身体を知って健康を保つ本」
ご覧いただければ幸いです。
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カキツバタ

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